・名古屋駅到着後、新幹線ホームにある立ち食いきしめん店『住よし』へ。弁当を食べた直後にも関わらず、美味しいきしめんを堪能。立ち食い文化に関するちょっとした「気づき」もあった食事でした。
品川からの新幹線移動を終え、名古屋駅に到着。
さて、名古屋での最初の一仕事はこれ、と決めていたんです。
それは名古屋駅のホームにある立ち食いきしめん店『住よし』で、きしめんを頂くこと。
えっ、新幹線の中で弁当を食べたばかりじゃないか、という批判は覚悟の上です。
今回の旅行で名古屋駅の新幹線ホームを利用するのは、この到着時だけ。
『住よし』のきしめんはしばらく食べていないし、チャンスは今しかない。
なんていう使命感のようなものを感じながら、ホームの住よしへと向かいます。
人気の行列と、ちょっとした気づき
お店の前まで来ると、おぉ、並んでいるぞ。
さすがは名古屋駅ホームの超人気店。
私の食欲に呆れたのか、それとも暑さに耐えきれなかったのか、妻と息子は先に妻の実家へと向かうことに。
私一人で列に並んでいると、一人の女性客が周囲の人に「チケットを先に買うのですか?」と尋ねています。
流暢な日本語を話しているので、間違いなく日本の方。
なのになぜ… あ、そうか。
立ち食いそばのお店って、女性客はまだ少ないですよね。
女性が一人で気軽に立ち寄る場所としては、まだ少しハードルがあるんでしょう。
経験が少ないので、このお店でのオーダー方法も勘が働きにくいんじゃないだろうか。
こんなところにも、社会における性別の壁や、無意識のバイアスがあるのかもなと。
住よし、念願のきしめん
列に並ぶこと数分、ようやく私の番が回ってきました。
食券機で食券を購入し、カウンターで店員さんに渡します。
スピーディーな手際で、あっという間にきしめんが目の前に。
湯気と共に立ち上る出汁の香りが食欲をそそります。
鰹節がたっぷり乗っているのが住よしの特徴ですね。
早速、レンゲで出汁を一口。
あぁこの味だ。
関東の醤油が立った濃い出汁とも、関西の薄味の出汁とも違う、名古屋ならではの風味。
甘みと醤油のバランスが絶妙です。
そしてきしめん。
平たくてツルツルとした麺。
箸で持ち上げると、その薄さがよく分かります。
口に含むと、見た目以上に程よいコシがあるなと。
ツルリとした喉越しも良く、出汁が麺によく絡んで美味しい。
想像していた以上の満足感。
シンプルながら、計算し尽くされた美味しさですね。
しかも、これだけの美味しさで420円という安さ。
駅構内、しかも新幹線ホームという立地ながら、この価格を維持していることにも感謝です。
最後に
名古屋到着後の「最初の一仕事」は無事完了。
お腹は満たされていたものの、念願の『住よし』のきしめんを頂くことができて大満足。
新幹線を降りてすぐ、この手軽さと美味しさは、名古屋の玄関口にふさわしい「おもてなし」かも。
今回のきしめん体験は、美味しさだけでなく、立ち食い文化のちょっとした社会観察までできた、興味深いひとときとなりました。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。
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