・新橋のアンテナショップにある『ももてなし家』で、岡山のご当地グルメ「デミカツ丼」を初体験。濃厚デミグラスソースとカツが絶妙に絡む、初めての味ながら予想外の美味しさでした。
さて、新橋駅近辺でのランチタイム。
今日は鳥取県と岡山県のアンテナショップ『とっとり・おかやま 新橋館』の2階にあるレストラン、『ビストロカフェ ももてなし家』に。
昼時にこの近辺にいることはほとんどないので、このお店に立ち寄る機会がなかなかなかったんです。
今日は、まさに絶好のチャンス。
入口にはメニューが並んでおり、ボリュームのある品が1,500円前後からの価格帯でずらりと。
どれも美味しそうで迷いますけど…
むむっ、「デミカツ丼」? 聞き慣れない名前。
デミはデミグラスソースのこと。
つまりトンカツにデミグラスソースをかけた丼もの。
説明を読むと、岡山県のご当地グルメであるんだと。
ご当地というキーワードに弱い私としては、これはもう試してみるしかない。
よし、今日のランチはこれ、「デミカツ丼」に決定です。
嬉しいサービスと、デミカツ丼との対面
お店の方に案内され、席に着きます。
テーブルの上に意外なものが置かれているのは… エレコム製の…充電器?
これはワイヤレス充電器だな。
試しにスマートフォンを立てかけてみると…おぉ、充電が始まりましたよ。
食事をしながら、しかも無料でスマートフォンの充電ができるとは、これは嬉しいサービス。
特に私のようにバッテリーの減りを気にしがちな人間にとっては、非常に有り難い配慮です。
そうこうしているうちに、注文したデミカツ丼が運ばれてきました。
メインのデミカツ丼に加えて、たっぷりサラダにスープ、そしてこの日は先着50名限定というサービス品のスイカまで付いています。
これは見た目にも豪華で美味しそう。
さて、それでは頂きましょう。
ご当地グルメ「デミカツ丼」を味わう
まずはセットのスープとサラダから。
スープは、奇をてらわない優しい味わいです。
サラダの野菜は、口にすると瑞々しく、超新鮮で美味。
地方のアンテナショップのレストランだけあり、産地直送の野菜を使っているのかもしれないなと。
地方に行くと野菜が美味しいと感じることが多いですけど、都心のレストランでこれほど美味しい野菜を食べられるのは嬉しいものです。
さて、いよいよメインのデミカツ丼に取り掛かります。
白いご飯の上に揚げたてのトンカツが乗せられ、その上からたっぷりとデミグラスソースがかけられています。
デミグラスソースは、見た目通り濃厚。
でも単に重いだけでなく、複雑なコクの中に、わずかな酸味が感じられます。
この酸味が揚げ物のカツに驚くほどよく合い、玉ねぎなどの野菜も煮込まれているであろう自然な甘みも。
添えられているのは、シンプルに茹でられたキャベツと玉ねぎ。
濃厚なデミグラスソースとカツの間にある、箸休め的な存在なんでしょう。
とはいえこの茹でキャベツと玉ねぎが、デミカツ丼全体の魅力をさらに引き立てている。
それぞれの野菜が持つ甘みと、デミグラスソースのコクが組み合わさることで、より豊かな味わいが生まれています。
主役のトンカツは、驚くほど柔らかい。
箸でサクッと切れるほどなんですよね。
衣はサクサク感を保ちつつ、中の豚肉はジューシー。
デミグラスソースがたっぷりかかっているのに、衣の食感が損なわれていないのは見事。
岡山デミカツ丼の歴史には諸説あるようですけど、戦後間もない頃に、岡山駅前の食堂で考案されたのが始まりと言われています。
洋食のデミグラスソースと日本の丼ものという組み合わせ、当時の人々にとって斬新だったでしょうね。
その後岡山のソウルフードとして定着し、様々なアレンジが生まれているそう。この「ももてなし家」さんのデミカツ丼は、その伝統を受け継ぎつつ、更に洗練された一品なんだろうなと。
最後に
新橋の『ビストロカフェ ももてなし家』で頂いた岡山のご当地グルメ「デミカツ丼」。
濃厚ながら酸味とコクのあるデミグラスソースが柔らかいトンカツに絶妙に絡み、添えられた茹で野菜が良いアクセントに。
初めての味ながらも、想像以上に美味でした。
美味しい料理、新鮮な野菜、そして先着サービスのスイカまで付いて、価格(1,500円)を考えれば十分納得、むしろ満足度は高いです。
さりげなく置かれたワイヤレス充電器サービスも、現代的で有り難い配慮でした。
鳥取県と岡山県のアンテナショップにあるレストランだけあり、両県の美味しい食材を使った他のメニューもきっと魅力的なはず。
また機会があれば、このお店で別の郷土料理や、季節限定のメニューを食べてみたいですね。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。
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