・万博訪問初日、人気パビリオンの行列に並ぶ中で「ランチ難民」の危機に直面。携行食で凌ぎつつ、植物性カツの「かるカツバーガー」を調達。予想外の美味しさと、パビリオン入場をかけたスリリングな展開が待ち受けていました。
並び始めたイタリアパビリオンの行列、相変わらず続いています。
1時間ちょっとが経過し、時刻は12時近くに。
ランチ時になって、少々お腹が減ってきたなと。
携行食で凌ぐランチ難民の危機
万博会場では、混雑で「ランチ難民」になる可能性も。
そこで用意しておいたのが、携行食でした。
タコ入り揚げかまぼこ、まずはこれで凌いでおきましょう。
手軽に食べられて、小腹を満たすには十分です。
とはいえこの行列の長さを見ていると、あと1時間並んでも入場できる望みは無さそうだなと。
大屋根リングの下なので陽は遮られて暑くはないものの、空腹感は募ります。
さらに1時間ほどが経過、まだ行列は続いています。
仕方ない、もう一つの携行食である柿の種に手を伸ばします。
柿の種のホットチリ味、ピリッとした辛さが気分転換にもなりますね。
万博ではお店の混雑だけでなく、人気パビリオン待ちの行列でも携行食が必須だと改めて実感。
この手のイベントにおける「備え」の重要性、これは「リスクマネジメント」にも通じるものがあります。
新たなミッション、ランチ調達
そんな時、師匠からの朗報が飛び込んできました。
「人気パビリオン『いのちの未来』の16時からの予約が取れました!」と。
これは嬉しいニュース、でも、待てよ。
イタリアパビリオンを見終えてから、16時の『いのちの未来』パビリオンに急いで直行しなければならない可能性もあるってことか。
ってことは、このままランチは揚げかまぼこと柿の種のみで済ませるの?
う〜ん、そりゃ悲しい。
やはりちゃんとした食事を摂りたいところですね。
ここで師匠から提案。
「何か近くで売っている食べ物を調達しませんか?自分は動けないので、申し訳ないが買ってきてもらえるとありがたいです。」とのこと。
師匠は体調がすぐれず、この暑さの中、長時間並ぶのは厳しいでしょう。
よし、わかった、ランチ調達に行ってくるね。
『NATUREVERSE キッチン』で新たな発見
師匠の体調を考えると、少しでも元気になりそうなもの、それでいて無理なく食べられそうなものを選びたい。
そう思いながら、万博会場を歩き回ります。
しかし、万博会場はとにかく広い。
食べ物を売っているお店も、そうそう簡単に見つかるものではありません。
しばらく歩き回って、やはりここかとチョイスしたのが『NATUREVERSE キッチン』。
「植物生まれのかるあげメニュー」「肉じゃない!大豆とお米のカツ誕生!」と書かれた看板が目を引きます。
近未来を感じる、興味深いコンセプトですね。
メニューを見ると、植物由来の食材を使ったバーガーやランチボックスあるとのこと。
バーガーは少し重いかもしれないけど、ランチBoxなら師匠も食べられるかもしれない。
よし、それぞれ1つずつ買って行って、師匠に食べられそうなものを選んでもらおう。
「かるカツバーガー」の意外な美味しさ
イタリアパビリオンの行列に復帰、師匠に買ってきたものを見せます。
師匠は想像通りランチBoxをチョイス、私はかるカツバーガーを食べることにしました。
時刻は14時20分、ランチは携行食しか食べていなかったので、超お腹が空いた。
よ〜し、それでは頂きます。
ガブリと一口。
お、大豆ミートの味… じゃないな。
まず第一印象は、周囲のパン粉がカラッと揚がっていて、その食感の心地よさ。
そして中にあるのは、確かに肉のような味。
これはなかなか美味いじゃないですか。
「かるカツバーガー」に使われているのは、大豆とお米をベースにした植物性カツ。
衣のサクサクとした軽快な食感、次に、中のカツからじゅわっと広がる旨味。
大豆ミート特有の風味はほとんど感じられず、まるで本物の肉を食べているかのような満足感があります。
植物性でありながら、肉の食感やジューシーさを再現する技術の進化に驚き。
ソースもカツとバンズによく合い、全体として非常にバランスの取れたバーガーです。
環境への配慮や健康志向といった現代のトレンドを反映しつつ、美味しさを追求した、まさに「未来の食」を感じさせる一品。
美味しかった、ご馳走さまでした。
スリリングな終盤、イタリア館は間に合うのか
バーガーを食べ終えた時、行列が急速に動き出し始めたぞ。
師匠は近くのベンチに座ってランチBoxを食べているようですけど…あれ、まだ、戻ってこない。
まさかこのまま列に戻れず、これまで4時間も並んでいるのにイタリア館に入れない、なんて悲劇が待っているんだろうか。
LINEや電話で連絡をとって、とにかく早く戻ってこいと急かさないと。
万博でのパビリオン入場のチャンスは一度きり。
さて、師匠は間に合うのか。
スリリングな展開に、私の心臓の鼓動も速まります。
というところで、今日の記事はここまで。
続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・かるカツバーガーは1,580円。客観的にみれば高いなと想うものの、万博会場内ではむしろ安いぐらい。それなりにボリューム感もあるのでオススメです。
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