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2024年10月29日火曜日

【自衛隊】副長が語る「しらせ」の内部!南極観測船で学びのひととき

【この記事のポイント】
・人気の南極観測船「しらせ」見学は大渋滞、母のおかげで副長のお話を聞くことができ、貴重な経験になったなと



いずも見学は想像以上に楽々、こりゃもう一艦観ることができるなと。
南極観測船しらせと護衛艦たかなみ、どっちがいいだろうか。

艦内が広いのはしらせ、なので混雑もそれほどじゃないだろう。
両親と息子も一緒なので南極観測船の方が喜ぶだろうし、よし、しらせにしよう。

と、この時にもっとよく観察すればよかったと後悔することになるんですけどね。

しらせの乗艦タラップは桟橋奥にあって、実は長蛇の列。
しかも風が強く、ちょっと寒い中で30分以上は待ったんじゃないかな。


乗艦後、改めて行列を振り返ってみるとこんな感じ。
あんまり流れが良くない様子、まったりとしているのがおわかり頂けますよね。

と、乗艦しても行列を振り返っている時間があるっていうことは… そう。

なんと艦内も渋滞していて、行列がなかなか進まないんです。

艦内や通路は広いものの、フロアを上下するための階段は狭い。
なので渋滞するのは当然といえば当然、もっと早く気付いていれば護衛艦を観に行ったかも…

いやいや、しらせは日本で唯一の現役砕氷艦、人気があるから混雑するわけですよね。
両親や息子は楽しんでいるだろうか… あれ? 息子はどこに行ったんだ?

この時点ではまだ渋滞の最中だったようで、他人に対する気遣い超一流の彼らしい。
バーゲンセールや満員電車と、いざとなったら人を掻き分け進む世界を知っている昭和世代とは違う人種ということを改めて実感です。

これってクレーンだよな、昭和基地に到着した時に荷物の下ろし上げに使うやつ。
なんて眺めていたら、後方から自衛官の方と共に歩いてくる母の姿…

何かやらかしたのか? もしかして強制退艦?

「女性用の洗面所は艦内にありますので、ご案内します。見学者通路にあるのでもう少し歩いて頂ければ大丈夫です。」

え、トイレに行きたいと言ったのか。

「しらせは通常の護衛艦と違い、天井もパネルで覆われているんです。護衛艦は、いざという時にすぐにパイプを確認できるようむき出しにしているんですけど、その必要はないのがしらせです。」

なんて解説して頂いている方のバッジを見ると、「副長」と。
ん? よくわからんけど、土方歳三は新選組副長、ってことは副長って偉いんじゃないか?

「階段も護衛艦と違って、すれ違いができるよう幅が確保されているんですよ。」
「あ、お手洗いはすぐそこですけど、そこに床屋があるのはおわかり頂けますよね。といっても、隊員がお互いに散髪するんですけど。」

副長には笑顔いっぱいでそんな解説して頂き、私もいろいろと知ることができたのは母のおかげ。

「来月には、しらせは南極に向かって航海に出るんですよね。」
そんな忙しいであろうなか、解説付きでしっかりと見学させて頂いたことに感謝です。




【おまけのワンポイント】
・日本から南極の昭和基地までの往復には、約150日もかかるようです。約半年をかけての35,000kmの航海、ご安航をお祈りしています。

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