・深川江戸資料館は五感を刺激するリアルな展示が魅力、天麩羅の屋台や巨大な月見団子など、現代とは異なる江戸の食文化が興味深い
昨日に続き、深川江戸資料館について。
この資料館の面白いところは、照明と音で時の流れを作り出していること。
明け方には鶏の鳴き声、昼間には物売りの声、夜は火の用心などなど。
居る間に2周はしたと思うので、朝昼晩それぞれが10分くらいかな。
リアルな町を再現している展示、この工夫はなかなか面白いんですよね。
さて、これは何のお店でしょう。
大きな盥の中身を見れば一目瞭然、そう、お米屋さんです。
精米機は唐臼といわれるもの。
これが何だかわかっているのかどうか、外国人2人が一生懸命踏んでいる姿が微笑ましかった。
英語が堪能なスタッフの方もいるのは、さすが海外からの観光客にも人気の施設。
奥にある門みたいなのは虫売りだそうで、これを担いでくるんだとか。
松虫や鈴虫で秋を感じる、江戸時代は庶民も風流だったようです。
八百屋の店頭、大根が細い。
品数も少なく、大型スーパーマーケットに慣れた我々からみると、品切れが心配になってしまいます。
火の見櫓と、説明を熱心に聞く外国人。
江戸は火事が多かったという話をしていましたけど、後で調べてみたところ3年に1回は大火が発生していたんだそう。
武家屋敷や寺から出火しても延焼することはまずないはず、町民の住むところはそれほどに過密状態だったということなんでしょうね。
お、天麩羅屋さん。
江戸の町に誕生したのは1770年代、大量の油を火にかける天麩羅は屋内では禁止されており、屋台のみだったそうです。
卵は高価なので使用せず、小麦粉のみを絡めて揚げていた天麩羅。
具が大きく衣も厚く、現場作業系の方がファストフード的に1〜2本をつまんで立ち去るというのが当時のスタイル、粋ですね。
月見団子も展示されていましたけど、これが驚くほどデカい。
直径10cmはろうという代物、しかも米粉を固めただけ?
つまみ食いには適さない団子だったんだということを覚えて、さて、そろそろ深川江戸資料館を出ようかなというところで、続きはまた明日。
深川江戸資料館
京都江東区白河1-3-28
03-3630-8625
営業時間 9:30〜17:00
休館日 第2・第4月曜日
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