・昭和初期に建てられた片倉館会館棟を訪問。204畳の大広間に圧倒され、歴史的建造物の美しさを再確認。タイムスリップしたような貴重な体験。
五蔵巡りにもさほど時間をかけず、終わってもランチまでにはまだ早い。
「上諏訪駅の近辺で、軽く寄れる観光地ってないのかな?」
「片倉館っていうのがあったけど、どうだろうね」と息子。
片倉館というのはホテルだと思い込んでいましたけど、ホテルは併設の「かたくらシルクホテル」。
片倉館というのは、昭和初期に建造された天然温泉大浴場なんです。
千人風呂とありますけど、さすがに一度に千人も入ることはできず。
でも100人は入れる大理石づくりの浴槽なんだそうで、10回転すれば1,000人という計算らしい。
入浴料は850円と良心的、でもこの時間に風呂に入ろうという気はおこらずでした。
お隣の会館棟は見学可能になっていて、重要文化財の中を歩いて見て回ることができるというのはなかなか貴重な経験。
見学料は500円、せっかくの機会なのでこれは観ていくっきゃない。
この建物ができたのは昭和3年、建築したのはシルクで財を成した片倉財閥。
片倉財閥は戦後に解体されてしまったものの、片倉館は昔の姿のまま残っているというわけですね。
写真は建造当時に諏訪湖から取られたものとのこと、周囲に建物がない時代なので、なおのこと立派に見えたんだなということがよくわかります。
会館棟の見どころは2階の大広間、なんと204畳もあるんです。
前橋の臨江閣では150畳の大広間で驚いたんですけど、こちらは更に上を行く広さとは。
このネーミング、凄くありませんか?
避難はしごで「オリロー」とは、かなり初歩的なダジャレか。
と思ったら、実は現存する国内唯一の総合避難器具メーカーの名前。
創業は1928年とのことで、もうすぐ100年という立派な会社のようです。
この書は東郷平八郎が書いた落成祝いのもの。
「忠誠貫金石」、武人らしいですね。
もう一つは中村不折の書、「養浩然之気」というのは「事物にこだわらないゆったりとした心を養う」という意味なんだとか。
ところで中村不折って誰?と調べてみると、明治から昭和初期に活躍した洋画家・書家だそう。
新宿中村屋のロゴを書いた人、というと通りがいいかもしれません。
そういわれると、この書も「新宿中村屋」に似て見えますよね。
そんなところで、よし、そろそろランチのお店もオープン。
諏訪旅行最後の食事にというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・富岡製糸場の民間最後のオーナーは片倉工業、かつて片倉財閥を構成していた企業です。
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