・琴平ハイキングコースは、美しい景色と歴史的な名所を楽しめる一方、高所恐怖症の方には若干難易度の高いコース。事前の情報収集と十分な準備をして臨むべし。
昨日に続いて、琴平ハイキングコースの山歩きについて。
高所恐怖症には難所の連続
ハイキングコース、なんて名前にすっかり騙されたこの道。尾根筋なので細いところが何箇所もあり、お尻をつかないと下れないところもありました。
かつて師匠がお子さんを連れて歩いたことがあったとのことですが、歩き切ったお子さんが言ったのは「殺されるかと思った」なんだとか。
この言葉、わかるような気がする。
私一人で来ていたら、絶対に歩き切ることができない恐怖感でした。
岩井堂:秩父の清水寺
途中にある岩井堂、師匠は「秩父の清水寺です」と。秩父札所26番、ここは歩いてじゃないと来れないんです。
秩父札所巡りは車で行けるもの思い込んでいた私、大きな間違いだったことを思い知りました。
舞台の上はそれなりにしっかりとした造りではあるものの、周囲の柵が低いので怖い。
「写真を撮るので、端に寄ってください。」との師匠の親切心にも、「いや、怖いからこれが限界…」と。
修験堂:恐怖の階段
暫く歩くと、次に出てくるのが修験堂。ありがたそうな建物、でも道がここで切れているのはなぜ?
ん!? もしかして…
あ、やっぱり…
修験堂の横に細い鉄の階段があり、これを下って行かなきゃいけないんです。
造りには問題なくても、階段の向こうには10m以上の高低差。
足がもつれて階段を落ちたりすると、この高低差を落下することに、無事じゃすまないよな...
いやいや、そんなことが起こるはずがない。
頭ではわかっていても、身体が思うように反応しなくなるのが高所恐怖症なんですよね。
ゆっくりと慎重に、ゆっくりと、ゆっくりと… ふぅ。
まだまだ尾根道が続く行程、次に出てくる難所はどんなものだ。
目が慣れてきたので、もう大丈夫だろうと思っていたところで…
あれ、沢に続く広い道を下ることになっている。
「琴平ハイキングコース→」という道案内もあるので間違いないんだけど…
突如訪れたハイキングコースの終点
どうやらハイキングコースの伐採作業が行われているようで、尾根道コースはここまで。コース全体の2/3ほどのところから平坦な道に下ることができ、今日の山歩きはお終い。
武甲山登山口の碑と羊山公園
平らな道路の途中にあった武甲山登山口の碑、石灰石採掘前の1985年まではここから登るルートがあったとのこと。今日ではエジプトのピラミッドのような風貌に削られてしまった武甲山、以前は秩父駅からの徒歩圏内に登山口があったんだ。
羊山公園に到着。
師匠から「羊山公園に羊はいるでしょうか?」という問いを出され、「No」と答えた私は見事に外れでした。
羊山公園といえば芝桜、武甲山を見渡せるここが会場なんだそう。
大地がピンクや白、紫に染まるとさぞや綺麗なんだろうな。
そんな想像をしながら、琴平ハイキングコース歩きはお終い。
さて、秩父の街でランチをというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・羊山公園の芝桜、見頃は4月中旬から5月初旬。一度観てみたいと思いますけど、平日に行けるようになってからが無難でしょうね。
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