・奈良旅行中に、正倉院展へ!平日午後の来場だったので混雑を避け、じっくりと展示を見ることができた。
・聖武天皇が使っていた肘置きや鮮やかな緑色の箱など、貴重な品々を間近で見ることができ、歴史ロマンに心を揺さぶられ。一度は訪れてみたい正倉院展の魅力を、この記事でご紹介。
奈良国立博物館には、一度は行ってみたい。
そう思いながらも今回の旅行では諦めていたのは、春日大社か東大寺を観て、その後に平城京跡を歩くためだったんです。
急遽予定を変更して、平城京跡を諦めてでも博物館にということになったのは、古梅園で話を聞いている時のこと。
「奈良までいらしたのは、正倉院展を観るためですか?」と聞かれ、一同で驚き。
「え?正倉院展やっているんですか!」
4人とも全くノーチェック、息子がチケットを確認してくれたところ、15:00からなら入館OKらしい。
にぎり墨体験が終わる時間にもちょうどいいし、よし、ということでの予定変更でした。
正倉院展が開催されるのは年1回、今年は10/26(土)〜11/11(月)と限られた期間。
そんな時期に、しかも平日に奈良に旅行に来ている、なんてラッキーなんだろう。
金曜日なので閉館は20:00、遅い時間だとライトアップもされて綺麗なんだろうなと一瞬考えたんですけど、明日も朝早いしこの時間に観るのがいいよなと。
15:00近くになるとそれなりに長い行列ができ、ここに並ぶことになります。
時間で区切ってはいるものの完全入れ替え制ではないので、中はそれなりに混んではいたものの、展示物を見れないというほどでもなかったのはありがたかったなと。
当然ながら展示物の写真撮影は禁止、なので印象的だったもののリンクのみをつけておきます。
紫地鳳形錦御軾
軾というのは肘置きのことで、聖武天皇が使ってたものなんだそう。肘置きなんてものを見たことがないですけど、さすが天皇陛下が使うものは文様にも気品があってデカい。
緑地彩絵箱
今回見た中ではこれが最も印象的。40cm弱四方の箱ですけど、緑が鮮やかで金箔との組み合わせがなんともいえず豪華でした。
紫檀金銀絵書几
パッと見、何に使うんだかよくわからなかったもの。書几というのは机のことですけど、巻物を広げるための台だったんだとか。
巻物の代わりにペットボトルを入れるのにもちょうどいいサイズだな、なんて考えたのは私だけじゃないと思います。
布も何枚かありましたけど、正倉院に入っていなければ、単なるボロとして捨てられてもおかしくないようなもの。
いやいや、8世紀に作られたものが今日まで形を保って残されているというのが凄いんですよね。
貴重な品々をこの目で見ることができた、非常にラッキーな機会になりました。
奈良国立博物館
奈良県奈良市登大路町50
050-5542-8600
営業時間 9:30〜17:00(土曜日19:00)
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