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2024年9月13日金曜日

【グルメ】50年で大きく変わる街、60年も変わらない味

【この記事のポイント】
・街は変わっても、長崎角煮まんじゅうのような伝統的な味は変わらず人々に愛されているんだなと




昨日は東武百貨店船橋店で開催された大九州物産展のイートイン、『博多 新風』の豚骨ラーメンについて書きました。

続いては物産展で買ってきたもののご紹介、まずは岩崎本舗の長崎角煮まんじゅうについて。
と、まずはその前にと。

船橋駅の南側、駅からすぐのところでは大規模な工事が行われています。

地元の方はわかると思いますけど、かつては西武百貨店があったところ。
私が市川に住み始めた30年ほど前は、北口に東武百貨店・南口に西武百貨店と2つのデパートがあったんです。

当時はまだ若かったので、どちらかというと若者向きの商品が置いてある西武によく行っていた記憶があるんですけど、駐車場が無茶苦茶狭くて車を停めるのに神経を使ったことは今でもよく覚えています。

ところがいつしか、近隣のショッピングモールやアウトレットに押されて不採算店舗に。
1967年の開業から50年の歴史に幕をおろしたのは2018年… あれっ、そんなに最近だったっけ?

そういえば跡地に何ができるんだろうと調べてみたところ、なんと。
51階建てのタワマン、低層部は商業施設になるんだとか。

歴史ある船橋の街、タワマンじゃ情緒がないよな。
武蔵小山もそうでしたけど、何でもかんでもタワマンじゃなく、駅前は街の特徴を活かした開発をしてほしい。

で、岩崎本舗の長崎角煮まんじゅうに話題を移してと。
こちらは創業1965年、長崎角煮まんじゅうを商標登録したのは1999年。

想像していたよりも歴史は浅いなと感じたものの、それでも創業からほぼ60年というのは凄い。
更に元をたどれば江戸時代の卓袱料理なんだそうで、歴史に裏付けられた味はいつ食べても美味しいもの。
とろけるような角煮が口の中に広がり、ふんわりとした皮とのバランスが絶妙なんですよね。

昔から値段が高いなと感じていた長崎角煮まんじゅう、今日では1個500円します。
それでも買う人が絶えないというのは、この優しい味わいのファンが多いということなんだろうなと。

西武百貨店50年と、長崎角煮まんじゅう60年の歴史と。
時代の流れで変わるものと変わらないもの、長崎角煮まんじゅうはこれからも変わらず美味しさを提供するよう頑張ってほしいものです。

頑張ってほしいといえばもう一つ、東武百貨店船橋店も。
西武百貨店が閉店してしまったのは上に書いた通りだし、近隣の津田沼駅ではパルコがすでに閉店、イトーヨーカドーもこの9月に閉店。

時代の流れとともに街は変わっていくもの。
でも変わらない味を守り続ける長崎角煮まんじゅうのように、東武百貨店もこれからも多くの人々に愛される場所であってほしいですね。




【おまけのワンポイント】

・角煮まんじゅうで使っている豚肉はチリのアンデス高原豚のメスなんだそう。臭みが出にくく、赤身と脂身のバランスがいいんだそうですけど、間違いのないであろう日本産に流れるのではなく、南米から輸入するというのがまた凄い。

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