・武蔵小山の人気店『天ぷら定食 まきの』、人気の理由がよくわかった超ボリュームの天丼、大穴子の迫力は半端ない
武蔵小山に住んで商店街のパルムを歩いて、真っ先に気になったのが『天ぷら定食 まきの 』。
いつも行列ができている超人気店なんです。
明日は引っ越しという金曜日、休みを貰って荷造り。
息子も手伝いに来てくれ、ランチを食べにという話になった時、息子の口から真っ先に出てきたのがこのお店。
あの行列を見れば、誰でも気になるものなんでしょう。
この写真でご覧の通り帰る頃にはやはり行列、たまたまラッキーだっただけのようです。
メニューはいろいろあるけど… お店イチオシの「天丼 ロ」にしよう。
え？ あさり汁セットにするって？
息子は+玉子天であさり汁もついているセットをチョイス。
贅沢だなぁと思いつつ、欲望に見合った胃袋があるのが羨ましくもあったり。
シンプルでいい出汁が出ていて、食欲を掻き立ててくれるのと、天ぷらを食べ始めたら箸休めになってくれる良い味です。
少し分けて貰いましたけど、貝の旨味と風味の濃さが凄いんですよ、これ。
具材はえぇと、大穴子・海老・いかと小柱のかき揚げ・えのき茸・海苔・ししとう・なす、か。
大穴子は名前に偽りなし、丼の2倍はあろうという大きさ。
他の具材も立体的に重ねてあって、ここまで崩さずに持ってきたというのは技ですね。
「具材を避けておけるよう、お皿を用意していますのでご利用ください」と店員さん。
なるほど、これじゃご飯を食べることができないですからね。
これを丼に乗せたままだと落とすことは必定、しかもコロコロと転がってしまうおそれもあるので正しい選択だな。
老いては子に従え、私も真似することに。
まずは野菜から、ナスを一口。
衣は見事にサックサク、そしてナスの旨味がジュワッと溢れる理想的な天ぷら、さすがプロの揚げた天ぷらは一味も二味も違うもの。
続いて口にしたものは…ん？何だこれは…お、いかと小柱のかき揚げですね。
旨味たっぷりの魚介2種のかき揚げ、これはたまらない。
こいつをツマミに呑んだりすると、さぞかし美味いだろうなぁ。
普通の天丼なら主役である海老も、大穴子の前に準主役になっています。
それでも味は主役級、身の柔らかさも素晴らしい仕上がりでした。
さて、大穴子も熱いうちにと。
一口齧ると、カリサク食感は他と変わらず、口いっぱいに広がる穴子の風味は圧巻、思わずおぉ美味いと呟いてしまいます。
こんなに美味い穴子の天ぷらは初めてじゃないかと思うほど、しかもこれだけデカいというのは嬉しいですね。
タレのかかったご飯との相性もいいし、全てにおいて満足感の高い丼。
「最後に少しご飯を残して頂き、鯛のお出汁をかけてお召し上がりください」と最初に言われていたんですよね。
その通りにしてみると、出汁が本当にいい味だこと。
天汁のかかったご飯との相性も素晴らしく、天ぷらでお腹いっぱいのはずなのにあっという間にスッと完食です。
行列が絶えないお店であることがよく理解できた天丼、いやぁ、本当に美味しかった。
ご馳走さまでした。
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