この近辺はゼロメートル地帯と言われるところ。写真ではわかりにくいですけど、こうやって歩くと荒川水面よりも住宅地の地面が低いことが見て取れます。
現在「荒川」と言われる江戸川区と江東区の間を流れる川は、1930年に完成した放水路。
元々はここを中川が流れており、上の地図で青太線のように繋がっていただろうというのは、容易にご想像頂けると思います。
で、丸がついているところは荒川に繋がっておらずで、一体何があるんだろうと確認に行ったというのが、今回のウォーキングの目的の一つでした。
現地に到着、荒川との境にあるのは、どうやら水門のよう。
やっぱり繋がっているんだよな... いや、ちょっと待て。
冒頭の写真にあったよう、ここの内岸はゼロメートル地帯じゃないか。
水位差は相当あるはずで、荒川から水を流し込んだら大変なことになる。
ってことは、ここは何の施設?
「木下川排水機場」と書いてあったので、荒川から給水するのではなく、その逆で主に排水しているのかなと。
とはいえ、新しい水も入れないと水が腐ってしまうはず。
そうか、排水と給水を調整している施設、というのが正体なんでしょうね。
そんな木下川排水機場のおかげで、西側にある旧中川は穏やかそのもの。
遠方に見えるスカイツリー、手前に見えているのは角田清掃工場の煙突、高さは150mもあるそうです。
次の目的地に向かう途中、普通の街中にいきなりチャリンコ族の像。
こんな住宅地のなか、随分と変わった物があるなと思ったら、「仲間」と題された彫刻作品なんだとか。
なんでこんな場所にあるのか、何を物語るのかはよくわからないものの、雰囲気のあるいい作品であることは間違いなし。
ご覧になりたい方は、城北信用金庫 墨田支店を目印に行ってみてください。
次の目的地はこれ、東武博物館です。
私ゃ別に鉄オタという訳ではないんですけど、乗り物は世代共通の男のロマンですからね。
中の様子については、また明日の記事でご紹介します。
【今日のワンポイント】
・荒川放水路は、明治時代末期の水害をきっかけとして開始された物とのこと。死者369人、全壊家屋1,700個弱という大損害を出した水害だったそうです。建設用地の買収はわずか2年だったそうで、当時は国が強権的だったというのがよくわかりますね。
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