5月にも来ているものの、この神社は何回でも行ってみたくなる神秘的な空間なんです。
神社前の御坂みち沿いには、かつて富士講の御師の家が建ち並んでいたんだそう。
この黒くて風情のある家もそうなんだろうか。
ネットで調べてみたら民泊施設、へぇ、これはこれでなかなかいいじゃないですか。
神社の入口、昨日行った北口本宮富士浅間神社よりも小規模ではありますけど、鬱蒼とした巨木に向かって歩いていくと、別世界にアプローチしているような感覚に。
規模は小さくても、この神社の方が質実剛健な風情がありますね。
随神門は力強くて、神の世界に入るのに襟を訊さなくてはと思わせる造り。
思わず一礼したくなる威厳があります。
ふと横を見ると、ん?馬か。
牛の像はよく見るけど、馬は珍しいよな... あ、絵馬と関係あり?
調べてみると、絵馬は神馬を置く習わしの名残とのこと。
そうか、この神社は一歩進んで馬の像を置いているのか。
拝殿は、北口本宮富士浅間神社ほどの華やかさはないものの、却って建物内の鮮やかさが目を引きます。
日本の平和、家族の健康をお祈りしてと。
連理の楓、説明板にはこんなことが。
「連理とは、別の木が重なって一つになる意で、夫婦、男女の中睦まじいことをいふ。男性は反時計回り、女性は時計回りに一周して祈願して下さい。」
周囲の足場が細いので、誤って池に転落しないよう注意。
楓が綺麗に紅葉していて、ちょうどいい季節にきたんだなと。
空気が澄んでいて、深呼吸が心地よい空間。
境内裏にある七本杉、圧倒される迫力。
それぞれに名前がついているんですけど、この連理の杉は「父母」と書いて「ふたはしら」と読むとのこと。
樹齢は1,200年を越えているそうで、これもまた力強いですね。
いやぁ改めて、ここは雰囲気のある神社でした。
河口浅間神社
山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
0555-76-7186
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