初日が晴れ、翌日が曇りで最終日が雨と崩れていく天気予報、富士山を拝むことができるのは今日だけかもな。
河口湖に到着すると、おぉ、雪の切れ目に薄い雲がかかり、黒い山肌を隠したような装い。
こういった富士山も綺麗ですねぇ。
両親が行きたいところといえば神社、今回の旅では北口本宮冨士浅間神社と河口浅間神社はマストとのこと。
だったらまず今日は、私も行ったことがない北口本宮冨士浅間神社を訪れておくかな。
この神社は富士登山道の吉田口起点。
江戸時代の富士講でこの周辺が栄え、富士山駅からこの神社方面への道に御師の宿坊が百軒ほど立ち並んでいたんだそう。
参道は極めて長く、当時の隆盛ぶりを垣間見ることができます。
「角行の立行石」、「行」の文字が2つもあって、日本語としての意味がわからないぞ。
説明板を読むと、角行というのは人の名前、立行というのは立ったままいる荒行のことらしい。
角行は富士講の開祖で、この石の上で富士山を遥拝しながら裸身で爪立ちしていたんだとか。
真冬にもやっていたとのこと、普通ならすぐに死んでしまうだろうと思ったら、角行さんが亡くなったのは106歳。
強靭な人だったようです。
大鳥居は独特の形で、これは両部鳥居というんだそう。
潜る際に控柱の奥行きによって圧迫感を覚え、威厳を感じるという効果があるんだなと。
幅広の拝殿は装飾が美しく、前にある御神木の富士太郎杉は樹齢1,000年。
時の流れを見てきた巨木、迫力あります。
拝殿の対にあるのが富士夫婦檜、こちらも同じく樹齢1,000年。
根元だけでなく幹の途中でも合着しており、八方に広がる枝振りもまた見事です。
広大な境内、見事な建造物に途方もない巨木なかなか素晴らしい神社だった。
いかにも日本という風景に感銘を受けたところで、続きはまた明日。
北口本宮冨士浅間神社
0555-22-0221
山梨県富士吉田市上吉田5558
神札授与所 8:30〜17:00
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