今回行った『東武博物館』、新小岩駅から京成関屋駅のルート上にあるのをGoogleマップでたまたま発見、寄ってみることにしたんです。
『東武博物館』、名前に「鉄道」の文字がないんですよね。
東向島駅と密接しているので誰でもわかるでしょということなのか、東武といえば鉄道が礎だという会社のスタンスなのか。
入場料は200円とお手軽、まず真っ先に目を引くのは蒸気機関車。
1899年の東武鉄道開業の際にイギリスから輸入したもの、一般的なイメージの蒸気機関車、SLよりも小柄で品の良い印象ですね。
1日に4回、汽笛を鳴らし車輪を回転させる展示もあるとのこと、時間が合わずちょっと残念だったな。
1924年、浅草ー西新井を電化した際に導入した木造列車の内部、シックでお洒落ですよね。
そういえば、子供の頃に南武線にはまだ木製床の電車が走っていたな。
オイルの臭いが強くて苦手でしたけど、今時の電車のように無機質な「箱」ではなく、温かみのある空間だったんだなと。
大型のジオラマ、上からのアングルで高さが目立たずの東京スカイツリーが写っています。
こちらも日に5回、180輌を走らせるショーがあるとのことで、あとちょっと待てば始まるけど… まぁいいかな。
それよりも、駅設備のリアルな舞台裏の方が興味深い。
へぇ、券売機の裏側は、内部を視認できるようになっているんだ。
これで紙が詰まったりしたときも、除去作業をやりやすくしているのか。
自動改札しか知らないであろう今時の子供にゃ、券売機が何なのかは謎なんでしょうね。
ここ、どういう展示なのかおわかりになります?
外に見えているのは本物の東武線線路、この小さな窓の外を東武線が通過するのを観ることができるというもの。
東向島駅のホームも見えるので、停車・発車を間近から見上げることができるという訳です。
かなりマニアックではありますけど、カメラを持って待ち構える方の心情もわからなくはないなと。
全体的に空いていた東武博物館、人だかりができるのは子供向けの展示。
こちらは模型電車の運転体験で、本物っぽい操縦席で操作した通りに1/45の模型を動かせるという趣向。
小さなお子さんは楽しそうで、その姿をニコニコと眺める親達、という構図ですね。
本格的なシミュレータもあって、こちらは映像でホームに停車させるんじゃないかなと。
これはちょっとやってみたいけど、大人一人だけで並んではいけない雰囲気ありありでした。
それに耐えたとしても、オッサン相手に操縦指導をするのは、係員の方も嫌でしょうね。
そんなこんなの東武博物館、私のような物好きな方、子連れの方にはオススメです。
東武博物館
03-3614-8811
東京都墨田区東向島4-28-16
営業時間 10:00〜15:30
定休日 月
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