東武線の牛田駅と京成線の関屋駅の間、わずか20mほどの道路にあるお店。
以前ここで乗り換えた時に見かけて、いつか行ってみたいと思っていた立ち食い蕎麦屋さんだったんです。
店舗は狭く、店内はカウンターに5~6名とテーブル1名、店外に4人掛けテーブル2つ。
立ち食いなので回転はいいものの、お昼時は満席になるので要注意です。
券売機は店内にあって、さて、今日は鶏天を食べたい気分だな。
「鶏天極上太麺そば」530円、何が極上なんだかよくわからないけど、名前に惹かれての購入。
ついでに大盛り、110円もつけちゃいましょう。
「はい、鶏天極上太麺そばの大盛りね。」
待つこと5分弱、提供された丼を見て少々驚き。
おぉ、蓋のような巨大な鶏天、しかも2枚もあるじゃないか。
これが「極上」の意味なのか。
かなりボリュームがあるので、気合い入れて食べ切らなきゃなと思いながら、よし、頂きます。
まずは汁を一口、ん〜、深い。
関東の蕎麦っぽく色は濃いめ、でも塩っぱいい訳じゃなく、むしろ甘めの味付け。
鶏天の衣の油も滲み出ていて、これはいい。
麺に到達するためには、まず鶏天を攻略しなければ。
1枚を持ち上げて、ガブリと一口。
お、肉が柔らかく、噛むと旨味がジュワジュワと出てくるぞ。
どんだけ大きいかを示すべく、齧った状態で持ち上げたのが上の写真。
ガブリといったはずなのに、全体の1/8ぐらいにしかなっていないですね。
汁との相性が無茶苦茶良いので、スープを飲みながら、まずはこの鶏天を制覇しましょう。
置けば置くほど、汁の旨味が染みてどんどん美味しくなっていくのがよくわかります。
ようやく登場した蕎麦、噂通りの平麺です。
こいつを一摘み、そしてズズッと啜ると…
うん、モチモチの麺。
噛み応えがあって、甘めの汁が絡んで美味いなぁ。
見た目からのご想像通りで、蕎麦とは少々違う味。
「きしめんみたい」と思う方も多いと思いますけど、きしめんは薄くて喉越しが良いので、また違う食感です。
ん?、そういえば。
社会人になったばかりの頃、四国の祖谷渓で平打ちの蕎麦を食べたのを思い出した。
喉越しはよかったけど、太いという意味ではあの蕎麦も凄かったよなぁ。
まぁ昔のことはともかく、目の前にある蕎麦は大盛り、それなりに量があるのでこれを食べ切らないとな。
汁にしっかり浸かった鶏天を一口、おぉ、さっきより更に美味いぞ。
鶏天と汁の相性がいいというのは上述した通りですけど、その汁が鶏の身にまで染みていて、何とも言えない美味さだなと。
このお店、確か焼き鳥屋さんの系列なので、鶏の美味さを引き出すことに長けているようです。
最初は多過ぎかと思っていた鶏天、気付けばペロリと2枚を食べ尽くし。
ちょっとカロリーオーバーだなと思いつつ、こんだけ美味きゃやむを得んでしょう。
いやぁ、おいしかった、ご馳走さまでした。
関連ランキング:立ち食いそば | 京成関屋駅、牛田駅、堀切駅
0 件のコメント:
コメントを投稿