今回のお土産は、2日目の宿『民宿 かぶらぎ』で女将さんに勧められたものに。
お茶の先生だとのことなので、和菓子には確かな舌を持っていらっしゃるんだろうなと。
「ゆずっ子」と「志ぐれ」、愛媛県の名産品。
どちらも松山空港で買ったものですけど、一六タルトなどメジャーなお菓子が並ぶなか、隅の方に置かれていたので探すのに一苦労でした。
空港にも置いてある程度にメジャーながらも、ひっそりと置かれている。
通っぽくていいじゃないですか。
まずは「ゆずっ子」、琴松堂という3代続く老舗で初代が考案して以来売られている人気の一品。
実はこのお菓子、松山市内の高島屋でも値札だけ見かけて、お店の方に尋ねたら品切れとのこと。
地元でも人気のお菓子だと知って、まさか空港で見つかるとは思っていなかったので喜び勇んで買ったんです。
21個入りと、十分な数が入っているのもよし。
早速、一つ食べてみましょう。
ん、甘い… 柚子の香りが濃いなぁ。
後口の濃厚さと柚子マーマレードの爽やかな風味の組み合わせが印象的、小粒な甘さを引き締めてくれます。
和菓子というよりも、甘味の強い柑橘をたべている印象。
確かにこりゃ美味しいぞ。
続いては「志ぐれ」、実は同じ名前で複数のお店が出しているようで、これは松山ではなく大洲市の冨永松栄堂のものです。
一口含んだ時の感触、モチっとした中から餡子の甘味。
この食感はどこかで食べたことあるような…そうだ、名古屋のういろうだ。
餡子の甘味は控え気味なのかと思いきや、噛むと徐々に強くなっていくんです。
なるほど、これもお茶請けにいいな。
「ゆずっ子」は爽やかな甘味を少量食べたい暑い季節に、「志ぐれ」はじっくりと甘味を感じたい寒い季節に。
そんな食べ分けをすると良さそうです。
さて、今回のしまなみ海道旅行の記事はこれでおしまい。
今回の書いた記事を改めて数えると、33にもなるのは2泊3日旅行では新記録です。
LCCに自転車、城も4つといろいろ詰め込んで疲れましたけど、それだけ思い出も数多。
いい旅だったな。
長い連載へのお付き合い、ありがとうございました。
【今日のワンポイント】
・もう一つ、勧められたお土産は「たぬきまんじゅう」、愛媛県西条市の銘菓です。これは高島屋にあったものの空港には置いておらず、まとめて買おうなんて思わず、見かけた時に買っておけばよかったなと。
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