大山祇神社にて、さて、宮浦の方でランチにするかな。
ん? 河野通有兜掛の楠。
河野通有って、へぇ、蒙古襲来の時に参拝祈願したのか。
そうか、大山祇神社の主祭神、大山積神って、戦いの神なんですね。
近くには、大山祇神社宝物館。
あ、思い出した。
鎧兜や刀剣が数多くある宝物館で、入場料1,000円が高いなと寄るのを止めようと思ったんだった。
確か、国宝もいくつもあるんだっけ。
もう二度と来ることがないかもしれないし、ランチの時間を削って観ていくことにするか。
中は写真撮影禁止でしたけど、展示物はなかなかの凄さ。
驚くほどに長い大太刀。
源頼朝・義経奉納の鎧兜等、8つの国宝。
重要文化財も76もあるそうで、いずれもこの神社に奉納されたもののようです。
鎧兜は、国宝・重文指定の4割がここにあるという凄さ。
1,000円払ってでも、観る価値は十分にある博物館でしたよ。
隣には海事博物館なる建物。
こちらもざざっと観ましたけど、昭和天皇が海洋生物調査を行なった葉山丸の船本体と、調査成果となった生物が置いてある博物館でした。
最も印象的だったのが、ガンギエイの標本。
「あ、宇宙人!」と思わず叫んでしまったような風貌、是非ネットで画像検索してみてください。
それにしても、相模湾で調査活動をしていた昭和天皇の船がなぜここに?
その成果もここにあるのか、経緯はよく分からずでしたけど、見学する人もほとんどいない博物館なので、ざっと眺める価値は十分にありです。
この像をみて、瀬戸内のジャンヌダルク、みたいな言葉があったのは… そうか、小説だったか。
設定では、大山祇神社代宮司の娘、侵攻してきた大内軍を撃退するも、戦死した恋人のあとを追って自殺したとのこと。
鶴姫というそうですけど、小説は1966年と意外と古いんですね。
元になったのは大山祇神社宝物館の鎧。
紺糸裾素懸威胴丸と言うもので、形状が女性モノっぽいことから、そんな物語に発展したようです。
へぇ、歴史ロマンですねぇ。
大山祇神社宝物館
0897-82-0032
今治市大三島町宮浦3327
開館時間 8:30~17:00
無休
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