【この記事のポイント】
・西友で270円で売られていた、沖縄名物の珍しい「シマダコ」を発見
・マダコよりしっとり柔らかい独特の甘みと、タコキムチにアレンジした時の見事なシナジー
とある休日、この日の酒のツマミはタコがいいかな。
なんて思いながら西友に行ってみると…
お、270円に値下げされているタコを発見。
元値も520円という安い商品で、「しまだこ(生食用)」と書いてあるんです。
消費期限ギリギリは、きっと味も落ちているだろうな…
でも見た目は色も瑞々しいし、問題なさそう。
それにしても、元の520円って安すぎない?
そもそも「しまだこ」って何だ?
疑問符だらけになって一度通り過ぎたものの、「しまだこ」の正体が気になるんです。
ネットで調べてみると…
魚介の物知り度:知っていたら学者級
味の評価度 :非常に美味
(ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑より)
南方の海にいる種、沖縄では主要な食用ダコなんだそうです。
なんで下総中山の西友に並んでいるのか、なんでこんなに安いのか。
いざとなれば煮付けちゃえばいいし、よし、とりあえず買ってみることにしよう。
学者級の珍客?「しまだこ」との遭遇
家に持ち帰ってさっそくぶつ切りに。
一つ摘んでみると…おぉ。
これ、なかなか美味いじゃないですか。
マダコよりも身質がしっとりと柔らかく、それでいて噛み締めるほどにタコの濃い甘みが溢れ出してくる。
水分が多めな分、固くならず、生食用として実になめらかな喉越しを楽しめるんです。
タコキムチへの昇華と、圧倒的なコストパフォーマンス
この味ならばということで、キムチとあわせてタコキムチに。
これがまたいい仕上がりだったんですよ。
ピリッと辛いキムチの酸味とコクが、シマダコの甘みをさらに引き立てて。
タコのしなやかな歯ごたえが、シャキシャキの白菜キムチと絶妙なコントラストになっています。
ごま油を数滴垂らせば風味が一気に華やぎ、冷えたビールがあっという間に空になっていく見事なシナジー効果でした。
いやぁ、美味しかった。
たった270円でこの満足感、こりゃいい買い物でした。
ミズダコと、イイダコ釣りの苦い教訓
ところで、シマダコのサイズは100cmほどあるとのこと。
マダコ(60cm程度)より大きいものの重量は同じくらい(1〜2kg)、足が長いのが特徴のようです。
タコのサイズ… あ、そういえば…
小さいタコといえば、10cm程度のイイダコ。
煮付けにすると美味しいイイダコ、実は東京湾でも釣れるんです。
メジャーなのは千葉の富津で、一度だけ釣りに行って苦い経験があるのを思い出してしまいました。
イイダコ釣りは初心者向き、しかも数釣りが楽しめると聞いていたんですけど…
なんと、私が釣り上げたのは1杯のみ。
10cmにも満たないイイダコ1杯、これを家に持って帰る時の悲哀は半端じゃなかったんです。
家族の冷たい視線。
そして煮るのは1杯でも30杯でも手間はほぼ変わらず。
たった1杯を煮付けた後、私が黙々と、一瞬で食べたというあの経験…
そしてこの出来事の後は、一度もイイダコ釣りに行っていないんですよね。
【おまけのワンポイント】
実はタコは、地球上で最も知能が高い無脊椎動物の一つとして知られています。
全身に「9つの脳」と「3つの心臓」を持つという、驚くほど合理的な(あるいはエイリアンのような)身体構造の持ち主。全身のニューロンの3分の2が8本の腕に分散しており、脳からの命令を待たずに各腕が独立して「思考」し、自立して動くことができるんだそうです。
私たちの胃袋を満たしてくれる美味しいタコ、その実態はSF映画もびっくりの超ハイテク生物なんですね。


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