【この記事のポイント】
・母の誕生祝いと快気祝いで、蒲田のシーフードレストラン「REGARIO」を訪問
・スペインとイタリアの「いいとこ取り」な絶品海鮮と赤身の旨い宮崎牛を堪能
・その後、W杯日本戦の後半に滑り込むため実家へ全員で大移動
蒲田の「REGARIO」で欲張りランチ
6月のとある日曜日、この日は母の誕生祝いと快気祝い。
そういえば母がパエリアを食べたいと言っていたのを思い出し、蒲田のシーフードレストラン『Spanish & Italian REGARIO』に行ってきました。
Spanish & Italian、なんて欲張りなお店。
オリーブオイルとニンニクをベースに、素材の旨味をシンプルに引き出すイタリアン。
対して、トマトやパプリカ、サフランなどを使い、ハーブや香辛料で華やかに仕上げるスパニッシュ。
どちらも地中海の恵みをふんだんに使いながら、全く異なる表情を見せてくれる世界を代表する料理。
そうか、欲張りな我々家族には天国のようなお店ということですね。
この日、私は5分ほど遅刻してしまったんです。
電車のなかで、「先に始めておいて。ビールでいいから。」とLINEを送ろうとしたところで…
「ビールでいい?」と妹からのメッセージ。
さすが、私のことをよくわかってくれていると感謝です。
私の到着まで待ってくれていて、着いた瞬間に「乾杯!」。
かつて飲み会でやっていた「駆けつけ1杯」を久々に経験、喉が乾いているので美味いんだなというのを再認識させられます。
ブリのカルパッチョと小海老のサラダ
前菜はカルパッチョ、魚はブリ。
最近、ブリづいているのでどうかと思ったものの、味付けが違うのでこれもまたいいもの。
飛びっ子のプチプチ食感が素晴らしかった。
小海老サラダ、こちらにも飛びっ子が入っています。
イクラも入っており、オーロラソースと小海老の相性もバッチリです。
ワインを呼ぶタパスとイカスミコロッケ
ワインの1杯目はロベティアシャルドネ。
キリッとした酸味が海鮮によく合う1杯でした。
前菜は、手前からベーコンキッシュ、ワカサギのエスカベッシュ、キャロットラペ、サラミの盛り合わせ。
いわゆるスペインの小皿料理(タパス)ですね。
どれも少しずつつまめるサイズで、味付けもしっかりワインを呼ぶ仕様。
こんなものを並べられてしまったら、グラスのワインが減るスピードが加速するのは必然というものです。
揚げ物はイカスミのコロッケと… あれ、モフモフっぽいのは何だっけ?
きのこの何とかって言っていたような気がしますけど、酔いが回ってきたのかよく覚えておらずです。
でも「美味しい」というのはしっかりと認識できたので、よし、今日はまだまだいけるぞ。
コロッケのカリッとした衣を割ると、中から真っ黒なイカスミのソースがとろりと溢れ出します。
生臭さは一切なく、イカの強烈な旨味とコクがホワイトソースのまろやかさと溶け合って抜群の旨さ。
衣の香ばしさとコク深いイカスミの対比が素晴らしく…ヤバい。
白ワインを飲み干してしまったぞ…
2杯目のワインはフェウド・アランチョ・グリッロ。
グリッロというのはシチリアの土着品種とのことです。
ジューシーで華やかな香り、丸みがあるボリューム感とほんのりビターな後味が特徴。
料理とワインの波状攻撃、果たして最後まで持ちこたえることができるだろうか。
赤身で勝負する宮崎牛と豪快パエリア
宮崎牛、これがかなり美味。
サシ(脂)の多さで誤魔化すような肉ではなく、赤身そのものの力強い旨味と濃い味わいがダイレクトに伝わってくるんです。
噛むたびにじわじわとあふれる肉汁、脂がしつこくないのでスッと喉を通っていく。
年々、霜降りの脂が胃に重く感じるようになってきた私としては、こういう「赤身で勝負する肉」はかなり高評価なんです。
塩を少し乗せていただくと、赤身の甘さが引き立って思わず唸る一品だったなと。
そして締めはパエリア、海老がデカいのに驚かされます。
テーブルに置かれた瞬間から、サフランと香ばしいニンニクの香りが鼻腔をくすぐります。
お米が日本のモチモチしたものではなく、パラッとして芯が少し残った絶妙なアルデンテ。
海老や貝の旨味が凝縮されたスープをご飯が限界まで吸い込んでいて、噛み締めるほどに海の風味が広がります。
この硬めのお米の歯ごたえこそがパエリアの醍醐味、それがよくわかる仕上がりでした。
母のバースデープレート、とても綺麗にデコレーションされています。
母も本当に嬉しそうに微笑んでくれて、このお店に来た甲斐があったと何より嬉しかったなと。
こうして家族で外食に出かけられるようになり、目の前でパエリアを美味しそうに平らげていく母の元気な姿を見られたことが最大のご馳走だった、なんていうのは言い過ぎかな。
いや〜美味しかった、ご馳走さまでした。
美味しかった食後の、もう一つの戦い
今回も大満足な食事だったんですけど、一つ気になったのはお店のお客さんが少ないこと。
味はいい、値段もそこそこ。
でも蒲田という土地柄では、こんな洒落たお店よりも立ち飲みとかの方が流行るのかな…
なんて心配していたんですけど、実は全く違ったんです。
実はこの日はサッカー・ワールドカップの日本 vs. チュニジア。
デザートとお会計を大急ぎで済ませ、慌てて実家へと全員で大移動を開始です。
テレビの前に滑り込んだのは後半の途中。
なんとかゴールシーンと、日本代表が勝利を収める歓喜の瞬間に立ち会うことができた最高の日曜日でした。
さっきまでの「快気祝いの感動的なムード」はどこへやら。
ゴールが入った瞬間、拳を振り上げて唸る息子を見て、母は何を思ったんでしょうかね。
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【おまけのワンポイント】
パエリアの底にできる香ばしいおこげは、本場スペインでは「ソカラ(socarrat)」と呼ばれて最も愛される部分。
スプーンでガリガリ削っても綺麗に取れないときは、鍋の底を少し濡らしたタオルの上に数十秒置くか、最後に少し強火でパチパチ音がするまで加熱して火を止め、数分蒸らすと、水分がおこげを浮かせてくれてスルッと綺麗に剥がれるようになるんだそうです。












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