【この記事のポイント】
・フランスの老舗「エディアール」のジュース。果物以上に華やかなその味わい
・瓶を捨てる際に「音を立てないように優しく置くこと」に意識が集中すると、脳の自動操縦モードが発動
・基本中の基本である「これは瓶か、缶か」という大前提の分別がスリープモードに
いただきものの、フランスの老舗食料品店『エディアール(HEDIARD)』のフルーツジュース。
赤いブランドカラーが印象的な小ぶりの瓶で、並べておくだけでも気品が漂うような一品です。
さっそく冷やしていただいてみましたけど、これが実に美味。
マンゴー、ピーチ、ブルーベリー&カシスの3種類。
いずれも「本物の果物よりも、甘みと香りが華やか」という表現がしっくりくる、非常に高貴で芳醇な味わいなんですよね。
そして濃厚でありながら、喉を通る時の上品なキレの良さ。
さすが、老舗のブレンド技術なんでしょう。
脳の省力化がもたらす「アクションスリップ」の罠
なんて大満足で美味しく飲み干した後に、一つだけ気になる問題が発生。
上に書いた通り、この容器は「瓶」であるということなんです。
我が家では、瓶と缶をマンションのゴミ捨て場にまとめて持っていき、その場で分別しながら捨てることにしています。
その際、近所迷惑にならないように留意。
「放り投げて大きな音を立てないこと(瓶を割らないこと)」、そして「手早く効率的に終わらせること」。
実は、この「静かに、かつスマートに片付けよう」という上品な邪念は、私の手元を狂わせる引き金になっているんじゃないかなと。
「音を立てないように優しく置くこと」に意識が集中すると…
基本中の基本である、「これは瓶か、缶か」という大前提の分別がスリープモードに入ってしまう。
何の疑問も持たずに、缶の回収コンテナへ瓶を「コトン」と優しくドロップしてしまいます。
乾いた音が響いた瞬間にハッと我に返るものの、すでに手遅れ。
コンテナの底から小瓶を救出、改めてやり直すという無駄な手間が発生することに。
脳を数秒サボらせ、上品に振る舞おうとした結果、その何倍かの肉体的コスト(やり直し)を支払っているというわけです。
せっかく美味しいジュースの贅沢さにひたっていたのに。
余計な作業によって静かに、その甘い記憶は上書きされてしまうんですよね。
【おまけのワンポイント】
ガラスという素材は、他のプラスチックや金属容器と比べて化学的に極めて安定しているのが特徴です。
内容物と化学反応を起こして匂いや味が移ることが一切ないため、フルーツ本来の繊細で華やかな香りを100%そのまま保つには、ガラス瓶が最も合理的で優れた容器なのだそう。分別の手間はかかりますけど、この極上の味を守るためには避けては通れない老舗のこだわりなんですね。

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