【この記事のポイント】
・キッチンの消灯を防ぐために強いられた、センサーへの命乞いのような「謎ダンス」の記憶
・赤外線センサーの物理的制約による、トイレ照明自動化の無慈悲な失敗と葛藤
我が家のホームオートメーションで、購入したのに結局使っていないものがいくつか。
その一つが「SwitchBot人感センサー」なんです。
SwitchBotの人感センサーは2種類あって、無印は赤外線、Proはミリ波レーダー。
Proは完璧に人間の存在を捉えてくれるのに対して、無印は「止まっていると、人がいないと勘違いする」んです。
暗闇のキッチンと、謎のアピールダンス
キッチンの照明オンオフに、最初は無印を導入。
料理の途中で突然暗転するたび、レンジの前で大きく両手を回したり、腰を振ったりして、健気に『私はここにいますよ』とアピールする謎のダンスを強いられていました。
まぁこれはこれで見ている分には面白いものの、不便なことに間違いはなし。
結局、料理をする時間帯は点灯しっぱなしという設定にしていたんです。
その後、キッチンは人感センサーProに変更。
無印は御蔵入りでしたけど、このまま朽ち果てるのを待つだけというのも可哀想ですよね。
どこか活躍の場はないか… あ、トイレ。
トイレは照明の消し忘れ筆頭格、ここで何とか使えないかなと考えてみたんです。
こんどはしっかりと、Matter対応の照明を購入してと。
よし、と意気込んで無印人感センサーと連携させてみたものの…
結論は失敗でした。
赤外線センサーが仕掛ける、縦移動のトラップ
というのは、赤外線センサーは熱源の『横切る動き(温度変化)』を捉えるのが得意。
一方で、正面から真っ直ぐ近づいてくる動きに対しては『ただ熱源がゆっくり巨大化しているだけ』と認識され、反応が劇的に鈍くなるんだそうです。
概念でいうと、下の図のような感じです。
(実際には、家のトイレはこんなに広くない)
う〜ん、悔しい。
何か工夫はないかとGeminiに相談してみたところ…
「人感センサーは止めて、扉開閉センサーをオススメします」とあっさり。
うん、そりゃそう、そうなんだけどさ。
無印人感センサーを眠らせるのは勿体ないし可哀想、そんな思いでやり始めたわけなんだよね…
月40円の節約のために、2,000円を投じる不条理
しかも、この電球を1時間点けっぱなしにしたコストは0.17円。
1ヶ月点けっぱなしでも、わずか40円程度なんです。
このために2,000円強かけて、扉開閉センサーを購入するって…
経済合理性が全くないですねぇ。
ん、いや、そうじゃない。
これは40円節約するためではなく、地球環境保護のためなんだ。
無駄なエネルギー消費をなくし、サステナビリティ向上のためにやらなければいけない。
そう自分に言い聞かせて、結局は扉開閉センサーを購入することにしました。
それまでは元の手動スイッチに。
実は手動が最もスマート… あ、いやいや、私は何を血迷っているんだ。
この人感センサーを眠らせておくのも資源の無駄遣い、何とか知恵を絞らないとということで、この記事は締めくくっておきます。
【おまけのワンポイント】
多くの自動ドアや人感センサー照明で使われている「焦電型赤外線センサー(PIR)」は、人間が放射する微量の赤外線(体温)を検知するシステムです。
周囲の温度(背景)と人間の温度の「差」がセンサーの視野を横切ることで生じる微細な電流の変化(ゆらぎ)を捉える仕組み。そのため、静止している人や、正面からゆっくり直進してくる熱源の検知には物理的に不向きという、合理的な機能限界があるんですね。



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