木更津航空祭、今年は様々な支援車輌が展示されていたので一部をご紹介。
まずは野外炊具1号。
中隊単位で1つ配備されているもので、45分で200人分の食事を準備できるものとのこと。
えっ、ってことは平均すると1分4人前以上っていう計算。
そりゃ凄いな。
隊員の方に解説を聞いてみると、通常は6人で料理するんだとか。
水や燃料も持参、完全に独力で食事を準備できるのが自衛隊。
出動経験は震災の時だったと言ってましたけど、中越地震の際にはこの車輌が300台集まって、完成した食事をピストン輸送したんだとか。
300台だと、45分で6万人分。
作り過ぎじゃないのか。
宇宙服みたいなのは何だかわかります?
これは防護服で、爆弾の爆発にもある程度なら耐えられるんだそう。
解説してくれた隊員さん、「ある程度」のところで爽やかに爆笑していました。
耐えられる限界を試してみようとは、誰も思わない。
タフな仕事を物語る、諦めに近い笑いだったのかな。
航空電源車、航空機のエンジン始動補助を行うためのもの。
400~1000Aの交流・直流電源だそうですけど、バッテリー容量も凄いんだろうな。
これ1台で、何台分のスマホ充電できるんだろうか。
航空野外整備車。
その名の通り整備のため車輌で、ヘリのエンジンやローター交換が可能とのこと。
なるほど、上に付いているクレーンはそのためのものなのか。
1台あると便利そうですね。
こちらのクレーンにぶら下がっているのは…パラシュート?
いや、これはバンビバケットと言われるヘリ用の消化バケツ、ここに水を入れて、上空から撒くんです。
容量は7500リットル、風呂50杯分は、間近に見ると改めてデカい。
浄水セット、この設備で自然水を飲料水にできるんです。
なんと海水まで浄水してくれるという代物で、1日に30tもの浄水を精製してくれるという秀逸な装備品。
化学防護服を装着しているのは…どうやら一般の女性。
ぱっと見苦しそうですけど、意外に涼やかな表情なのでそうでもないのかな。
木更津航空祭のいい思い出になるでしょうね。
かなりマニアックですけど、様々な装備品や支援車輌を間近で観れたのはラッキー。
木更津ならではの楽しみ方でしょう。
【今日のワンポイント】
・浄水セットは、淡水なら1日70tを整水する性能があるとのこと。あちこち設置しておくと、災害時に役立ちそう。
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