千葉寺の次に向かうは亥鼻城、城主千葉氏の名が地名になっているので、千葉城というのが一般的な名称ですね。
ドドンと立派な天守が建ってますけど、廃城となったのは1457年。
当時の城にこんな立派な天守があったはずもなく、イメージ重視で建てたものです。
城としての規模はかなり大きなもので、この模造天守のある高台を西端として、千葉大学看護学部・医学部のキャンパスをすっぽりと覆うほどだったようです。
北から西に流れる都川が天然の堀、堅固な城だったんじゃないかな。
天守の博物館…あれ、無料で観れるんだ。
人数と住んでいる場所を書く、というシンプルな紙。
住んでいる場所も、千葉市内/千葉県内/左記以外の3区分のみ。
中に入ると、まず出迎えてくれるこの木像は千葉常胤。
源頼朝を支援して鎌倉幕府樹立に貢献した人物で、千葉発展の祖。
5層構造の天守、城らしく甲冑や刀、火縄銃などが飾られています。
今回は足早にサッと観ただけですけど、ボランティアさんが千葉の歴史を解説してくれたりと、無料の割にはそこそこ楽しめる展示。
最上階は展望台、金網が張ってあるので恐怖感は半減。
千葉港や京葉工業地帯まで見渡せて、なかなか気分良しですね。
模造天守を揶揄うネタでもあればなと寄ったつもりが、無料でここまで充実していれば実はお勧めできる場所。
180°考えが変わった亥鼻城訪問でした。
さて、千葉駅まで歩く前にちょっと寄り道。
かつての亥鼻城内だったところにある七天王塚の一つです。
七天王塚は上から見ると北斗七星の形、北斗七星は妙見信仰の象徴。
千葉氏由来の塚ですけど、千葉氏を遡れば平将門に当たるそうで、この七天王塚にも祟りの都市伝説があるようです。
それにしても、この木も相当のデカさですね。
またいずれ、他の6カ所も巡ってみようかな。
亥鼻城と七天王塚、近場の歴史散歩になかなかお勧めです。
千葉(亥鼻)城址(千葉市立郷土博物館)
043-222-8231
千葉市中央区亥鼻1-6-1
営業時間 9:00~16:30
休館日 月、祝、年末年始
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