この日は物々しく警察車輌が詰めかけていて、さては何か事件が起きたか?
いざ境内に入ってみると…
ん? トラックの上に神輿とは不思議な光景。
実は伝統ある「菊水祭」の日だったんですけど、新型コロナ感染対策のため神輿を担がずトラックに乗せた渡御に。
その交通整理のための警察出動だったようです。
トラックに乗せられた槍かな。
そしてその左あるのは…生首を模した飾りに見える。
一度そう見えてしまうと、他のものかも、という想像力が一気に減衰。
凄いお祭りだと擦り込まれました。
二荒山神社、日光は「ふたらさん」、宇都宮は「ふたあらやま」ですけど、通称は「ふたあらさん」だというからややこしい。
明神山という山の上にあって、この地に遷座してきたのは西暦838年というから超歴史ある神社。
そもそも、宇都宮はこの神社の門前町として発展してきたんだそうです。
神門も風格ありますね。
この木材の色をくぐると、スッと心が落ち着くような。
社殿は戊辰戦争時に焼失、1877年に仮のものとして再建されたらしい。
仮のまま143年、歴史ある神社にしてみれば、大した年月じゃないってことですかね。
神楽殿、対になっている変な魚は何だ?
答えは黄ぶな。
かつて天然痘が流行した際に田川で釣れ、病人が食べて治癒したという伝説あるそう。
流行り病に効果ありということでは、西のアマビエに東の黄ぶなってとこでしょう。
新型コロナ封印のため、黄ぶなにも更に頑張ってほしいものですね。
これもまた長い歴史の証。
宇都宮って、意外に奥が深いなぁ。
宇都宮二荒山神社
028-622-5271
宇都宮市馬場通1-1-1
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