定刻より少し遅れてきたバス、運転手さんは少し焦っていたのか、ガンガン飛ばして大揺れ。
なかなかスリリングな道中を経て、大谷観音に到着です。
えぇ? これが大谷観音? こう言っちゃ悪いけど、メンテナンスの状態がイマイチだな。
いやいや、よく見たら「大谷元観音」という看板。
「今」と「元」があるのかとネットで調べてみたんですけど、「元」についてはほとんど情報なし。
謎な建物だ。
宇都宮市内よりも気温が低いのか、紅葉も進んでいるような。
そんな道をバス停から5分ほど歩くと、大谷観音に到着。
むむ、拝観料400円はどうかなと思いつつも、ここで入るのをやめたら何のために来たんだかわかりゃしない。
検温に手のひら消毒を受けて、いざ境内へ。
写真でお分りいただけるかどうか、上の岩がオーバーハングしていて、本堂はこの岩の付け根にめり込んでいます。
なぜこのような作りになっているかというと、岩に彫られた観音像を保護するため。
本堂内部の撮影は禁止、中にあるのは…
こんな感じの千手観音をはじめ、石に彫った仏像なんです。
弘法大師が刻んだという石仏は、静かで神秘的な雰囲気。
他にはなかなかないなので、ここに来たら是非観るべきものです。
もう一つインパクトがあったのが、縄文人の人骨。
原形を残した形で出土されたものとのこと、見つけた当時は、すわ殺人事件と騒ぎになっていたに違いない。
石璧の反対側には弁天堂と日本庭園、紅葉と真紅の弁天堂が美しく雰囲気がいいんです。
ここも有料エリアの一部で、そう考えると400円はお得なんでしょう。
白蛇は、毒蛇が弘法大師に退治され、弁財天にお仕えしているという伝説。
頭を撫でるとご利益があるとのことで、ツルッツルになってペンキが剥げていたのは、露わになった人間の欲か。
ん? もう1匹いたか。
誰ですか、「こっちは巻きグ○状態だ」と思ったのは。
私も当然にそう思いながらも、ご利益目当てに口には出さず、静かに末端…じゃなかった、頭を撫でておきました。
大谷寺(大谷観音)
028-652-0128
宇都宮市大谷町1198
拝観時間 9:00~16:00
0 件のコメント:
コメントを投稿