今までこの両地域の物産展やっていたのかなと調べてみると、何と20回目だそう。
全然気付かずでしたけど、旅行しにくい昨今の状況、物産展に目が向きやすくなっているのかもしれないです。
そんなに混んでいないだろうというのが事前予想でしたけど、会場に到着するといきなりの行列。
最後尾を見ると、なんだ、小布施の栗鹿の子のお店で並んでいるのか。
で、今回買ってきたのがこれ。
いずれも広告掲載の品で、それでもほとんど並ばずに買えるというのは嬉しいところ。
加えて、一品一品の値段も北海道物産展に比べると安いんです。
今日と明日に分けて、それぞれご紹介していきますね。
まずは日本酒、右の「西之門」の方です。
お店の大将らしき風格ある方のおすすめで、俗に言う冷やおろし。
「焼き茄子なんかと合わせると美味しいよ。」の言葉に惹かれて買ってみました。
味の感想は、以下の通りです。
・フルーティな香り。
・口に含むと、最初は華やかな甘みが口いっぱいに広がり、後から優しい酸味が追いついてくる。
・飲み込むと、その酸味が喉を潤す刺激、油断するとむせそうにもなるほどのパワーあり。
・ふくよかな残味、冷やおろしらしいまろやかさは、旨味が強い料理にも負けずに飲める。
他の冷やおろしと比べてどうかは経験不足で語れずですけど、これはなかなかの味わい。
ツマミは栃尾の油揚。
冷やおろしに合わせる茄子はどうした、と指摘を受けそうですけど、買うのをすっかり忘れました。
栃尾の油揚はデカさで名が通っていて、どう見ても厚揚げ。
でも外はパリッと、中までしっかり揚がっているのは、生地を2回揚げて芯までふっくらさせるから。
そして金属の串で油切りすることで、素材本来の味を出すんだそうです。
油は菜種油だそうで、香りがいいんですよね。
中にはねぎ味噌が挟まっていて、油揚げとのコンビネーションが絶妙。
冷やおろしのツマミとして最高でした。
厚揚げの美味しさを知ったのは、大人になってからというよりも、つい最近かもしれないなと。
日本酒の美味しさも同様で、こういう組み合わせの晩酌、日本に生まれてよかったなと感動する瞬間。
いやぁ、美味しかった。
【今日のワンポイント】
・冷やおろし製造元の「善光寺外苑 西之門吉野家」さんは酒造見学もできるとのこと。一度行ってみたいものです。