「BOSSO」でピザを堪能した後、市原湖畔美術館に。
この日は雨模様、屋内の観光施設をと選んだ場所です。
美術館は2013年にリニューアルしたとのことなので、まだ綺麗な印象。
そうか、翌2014年に市原アート×ミックスが開催されたので、それに合わせてのリニューアルだったんだな。
駐車場からの通路沿いにも、鉄製の動物オブジェ。
激しく錆びていますけど、ポロっと折れたりしないのかな。
入り口をすぐのホールには、巨大な物体。
こりゃ一体なんだ。
なんて野暮なこと言っちゃいけないのが芸術ってものか。
美術館全体の模型は、う~ん、複雑な構造。
この建築もまた芸術なんだろうけど、入り組んでいるので修理やメンテナンスも大変そうですね。
企画展は「更級日記考-女性たちの、想像の部屋」とな。
女性の日記ということで、作者が各地で聴いて回った印象的な話を題材に作成されたパッチワーク(?)。
・熊と戦い、一緒に崖を転がり落ちていった飼い犬が数日後に戻ってきた。
・村全員で兎狩りをした。たくさん獲れた。
なんていうか刺激的なものから。
・DDT(シラミ取り)を学校でかけられて嫌だった。
・母と一緒に乗った渡し船、川霧で景色が霞んでいた。
といった感傷的なものまで。
一つひとつが語るストーリーは意外な面白さ、次々と読み進めたくなる内容。
なかなか見事な作品だなと。
小部屋にはモニターが数台、延々と景色やビデオ通話の映像が流れています。
なるほど、確かにこれは日常、つまりは現代の日記なのか。
香水の瓶、ですかね。
作者の本当の意図はわからないながらも、過ごした日々を振り返ると、こんなに沢山の思い出の積み重ねがある、ということかな。
逆さまのグラス、これはよくわからんぞ。
でも視覚的には綺麗なので、思わずパチリと。
作者は光浦靖子って…あ、あのお笑いの人か。
公園で遊ぶ女の子の手芸品、顔が少々意地悪っぽいのは、○○に似ているな。
ヘッドホンからは、シニカルでクスッと笑ってしまう解説音声が流れているんですよね。
そうか、これも日記なんだな。
そんなこんなで、芸術には全く縁のない私でも十分に楽しめた展示。
BOSSOとセットで訪問、いい組み合わせですね。
市原湖畔美術館
0436-98-1525
市原市不入75-1
開館時間 平日10:00 - 17:00、土・休前日 9:30 - 19:00、日・祝 9:30 - 18:00
休館日 : 月(祝日の場合は翌日)
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