・GW初日は下志津駐屯地に、久々に戦車ならではの音と振動を身近に感じることができた
GW前半の4/29は下志津駐屯地のつつじ祭り。
以前はよく行っていたこのイベント、コロナ禍で開催されなくなって3年の空白があり、今年は再開されたので久々に行ってみることに。
これまでは都賀駅から徒歩だったんですけど、改めてGoogleマップを眺めて、四街道駅からの方が近いことに気付いたんです。
Googleマップでは「都賀からバス」と案内、バスを待つのが面倒だし歩ける距離だろうという思考パターンになっていて、もっと近い駅があるという単純なことに気づかなかったんだな。
つつじ祭りというだけあって、キッチンカーや屋台も並んで賑やか。
地元の方にとっては、広々とした芝生の上でピクニック気分なんでしょう。
ん?そうだ、昨年から再開している自衛隊イベントでも、飲食OKというのはなかったよな。
コロナの5類移行を目前にして、もはや解禁ということなんでしょうね。
下志津駐屯地には、高射学校と高射特科群が駐留。
高射というのは地対空のこと、敵の航空攻撃から味方を守るというのが任務です。
「パトリオット」というミサイルはご存知かと思いますけど、これは航空自衛隊に配備されているもので、より近距離用の防空ミサイル、SAM(Surface-to-Air Missile)と言われるものがあるのがここ下志津。
これを扱う技術を学ぶために高射学校も併設されているという訳ですね。
SAMにも種類があり、応戦する距離によって長SAM・中SAM・短SAMと車両も異なります。
また、レーダー専用の車両もあるなど、普段は見ることがない変わった車を様々見ることができるというのがこのイベントの醍醐味なんですよね。
と、オタクが語り始めると止まらなくなるので、この辺りでストップしてと。
登場する車両を動画で撮ったのがこれ。
是非見て頂きたいのが最後に登場する87式自走高射機関砲で、動画の5分30秒くらいのところに出てきます。
車体はほぼ74式戦車、バリバリの戦車なので音と地響きの迫力が凄いんですよ。
パレードの後、訓練展示に備えて待機場に入る87式自走高射機関砲。
バックする姿を初めて見たんですけど、操縦席は砲塔前についています。
後方確認は一体どうやっているんだろう。
バックモニターなんかないだろうし、複数の目で確認している、ということなんですかね。
87式自走高射機関砲もそうでしたけど、73式装甲車も操縦士は女性。
今時はこんな車両も運転することを知ってちょっと驚き、時代は変わるものです。
訓練展示は比較的地味。
発射!という音声の後に白い煙がモウモウと上がるのみなのは、本物のミサイルを撃つ訳にはいかないので仕方ないんですけどね。
そんなか、迫力が段違いなのは87式自走高射機関砲。
これが高速で突撃していくと、20mくらい離れていても地面が揺れるんです。
誘導ミサイルが基本の現代戦、この車両が実際の戦闘でどれだけ活躍できるのか。
若干疑問はあるものの、久々にリアルならではの存在感を楽しむことができたことに感謝。
【おまけのワンポイント】
・87式自走高射機関砲は水平射撃も可能で、35mmの機関砲弾を200発/分発射できるそうです。こんなものを人間に向けて発射したら... 考えただけでも恐ろしいですね。
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