・下総中山の町中華『味達』、豆腐の辛子焼という昭和なメニューを試してみたところこれがかなりのいい味
在宅勤務のとある日、この日は妻と娘がお出掛け。
息子と二人、今日は外食にするかということで、向かった先は最近のお気に入り『味達』です。
いわゆる町中華で、お洒落とは程遠いお店。
男二人なら全く気にせず、むしろこのお店の美味しさはお気に入り、嬉々として店内に入っていきます。
「こんにちは。」... お、我々が一番乗りか。
大将がにこやかに出迎えてくれ、カウンターに陣取ってメニュー選びです。
今回はターゲットが明確、前回食べそびれた豆腐の辛子焼700円。
前回はこの名前が思い出せず、とりからし炒めを食べたんでした。
とりからし炒めも美味しかったんですけど、1964年の東京オリンピックの頃に発祥した料理、製糸工場で働く人々の胃袋を支えてきたローカルフード、というものも食べてみたいなと。
今回は間違えずにオーダーできました。
待つこと10分弱、これが豆腐の辛子焼か。
麻婆豆腐のようでありながら、粘り気のないスープ。
てんこ盛りのライスもいつも通り、よしそれでは頂きます。
まずはスープを一口、うん、ピリ辛。
この辛さは唐辛子、奥深い香りはニンニクも入っているからでしょうね。
キュウリが乗っているというのもユニーク、スープと一緒に食べてみると... あれ。
これが不思議といい味なんです。
熱々のスープと冷たいキュウリ、コクのある辛味とさっぱりとシャキシャキしたみずみずしさ。
これらのコントラストが新鮮。
豆腐はぶつ切りでデッカくて、これをシュロリと一口で。
うんうん、辛いスープが絡まって美味いなぁ、これ。
ご飯にのせても当然にいい味、そしてキュウリを混ぜるとさっぱり食感。
シンプルな料理ながらも、味わいが多彩なんです。
この構成、どっかで食べたことあるよな... そうだ、冷麺だ。
冷麺ほどに酸味はないものの、辛さとキュウリの組み合わせはあの雰囲気かなと。
ネギと豚小間もスープによく合っていたし、てんこ盛りご飯でも足りないほど相性のよさでした。
新しい味に巡り会えたなと、『味達』の大将に感謝。
美味しかった、ご馳走さまでした、ありがとうございました。
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