伊勢山皇大神宮って何だろう。
ネットで調べてみると横浜の総鎮守だそうで、「関東のお伊勢様」なんだとか。
横浜が発展し始めたのは明治に入ってからですけど、その際に伊勢神宮から分霊されて創建された神社とのこと。
場所としては野毛山の近く、へぇ、こんなところにそんな神社があったのか、よし、一度お参りしておこう。
あ、そうだ、そういえば氷川丸の株主優待券も頂いていたんだった。
だったらついでに、これも使うことにしよう。
桜木町からの徒歩、かなり急坂の上にあるんだなと。
ということは見通しも良く、なるほど、横浜の港や外国人居留地を監視するのにはいい場所を選んだなということがよくわかります。
閑散とした境内を想像していたんですけど、なんだこの人の多さは。
あ、七五三か。(この日は11月最初の土曜日)
そりゃ我々のお詣りよりも、子供達を優先しないとな。
低いながらも双耳峯となっているようで、片方から境内を見下ろすとこんな感じに。
階段を昇り降りする子供たち、なんとも可愛らしいものですね。
社殿は簡素な造り、とはいえ本殿は伊勢神宮の旧西宝殿が移築されたものとのこと。
それだけ格の高い神社、ということになるんでしょう。
境内の一角は神聖なる土地のよう。
あ、ここに摂社末社を移設するのか... それとも何かの儀式に使うものなのか。
説明板は一切なく謎でしたけど、伊勢神宮に関わる何かが潜んでいそうな空間だなと。
人混みを避けながら、子供達の撮影の邪魔にならない空間を選んで歩くと、あれ、こんなところにも階段があるんだ。
この段数を見ても、神社のあるところがいかに高いか、お分かり頂けるかと思います。
伊勢山皇大神宮を出て、そういえば電車から見た時に派手な建物が近くにあって、確か成田山だったよな。
よし、ついでだから見学していきましょう。
おぉ、ランドマークタワーも見えて、こちらもいい眺めですね。
「見学」と書いたのは、今年は初詣に神田明神に行ったので成田山にはお参りできずなんです。
成田山は平将門の乱の鎮定を祈願して創建されたお寺、神田明神は平将門を祀る神社と、両者は対立関係にあるというのは周知のこと。
この成田山も横浜開港の際に創建されたそうで、本堂は2015年に完成したという新しいもの。
2014年の台風18号で土砂崩れが発生、お若い僧侶が生き埋めになって亡くなられたんだそうです。
成田山は急峻の上にあって、下を見下ろすと超怖い。
手すりに近寄れず、何とか頑張ってこの写真を撮ったんですけど、高さをお分かり頂けるかどうか...
まぁ興味のある方は、現地でご覧いただくのが一番かと思います。
さて、それじゃ山下公園を目指して歩いて、途中でランチとういことにするかな。
伊勢山皇大神宮
045-241-1122
神奈川県横浜市西区宮崎町64
参拝時間 6:00〜19:00