早めに贈答用の梨を送っておこうと、毎年通っている『大銀園』に行ったのは7月末のことです。
「昨年、8月下旬に来た時には豊水はすでに終わっていたんですよ。なので今年は早めに来てみました。」
「あぁ、何か毎年、予約が入る時期が早くなっているんです。」
「え、そうなんですか。不作だったのかなと思っていたんですけど。」
「昨年も全然そんなことなく、ただ早く売れちゃっただけなんですよね。」
ご主人とそんなやり取りをして、なるほど、『大銀園』は毎年マメに案内の葉書を送ってきてくれるので、固定客がたくさん付いているんだなと。
今年は早めに来ておいてよかった。
持ち帰り用の梨は幸水。
4つ1,000円って決して安くないですけど、梱包材で包まれているのでそこそこ上等なものなのでしょう。
よし、こいつをゲットして、次の買い物に行こう。
向かった先は松戸南部市場、ここでお菓子と魚を買っていこうかな。
魚屋さんに入ると、「ちょっとお兄さん。」と呼び止められて、いや、私ゃお兄さんじゃなくオジサンなんだけど…
主婦に向かって「お嬢さん」と呼びかけるのと同じテクニック、でも男にゃそれほど効果はなし、でもまぁ話だけは聞いてみるかな。
「このキンメ、2,400円で売っているものなんだけど、最後残ったから1,800円でいいよ。」
(1,800円でも十分に高いよな)
おそらくそんな感想が顔に出ていたんでしょう。
たたみ掛けるように「よし、1,600円で。」
凄いテクニック、最初から1,600円で売るつもりのものだったのは明らかですけど、こういう流れだとついつい買ってしまいますね。
そんなこんなで家に帰ってきてと。
まずは梨、右の4つはオマケ。
贈答用で5箱買っているので、かなり気前よくオマケをつけてくれました。
4つ買って4つオマケが付いてきたようで嬉しいですね。
幸水はみずみずしく、そして甘さと酸味があって美味。
いつも書きますけど、この季節の梨を食べると梨がこの世で一番美味い果物だと感じるんですよね。
そしてキンメは、まず身は皮を炙って刺し身に。
炙り方が雑だったので一部身から剥れてしまったりしています。
とはいえ、ほのかな脂が上品な甘味となって、さすがはキンメダイ。
頭と背骨周りは煮付けに。
刺し身を取った残りでも、こうやって食べると意外に食べられるものです。
キンメは甘めに煮付けた方が美味、これもまたなかなかでした。
少し贅沢ながらも、美味しい買い物ができたいい一日でした。
大銀園
松戸市高塚新田18-19
047-392-5699
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