位置ゲーの「ニッポン城めぐり」で、この近辺の城をまだ攻略しておらず。
そろそろ車を処分しようかなと思っているので、電車だと行き難いところを一気に巡ってしまおうと思ったんです。
この日も日差しが強く、暑い1日になりそうだな。
外環の側道、国道298号線を走り三郷まで。
常磐道で土浦北ICまで、筑波山の南にある小田城址を目指してと。
表示が分かりにくく一度通り過ぎてしまいましたけど、「小田城跡歴史ひろば案内所」に到着。
効率的に到着するには、ちゃんとナビを使った方がいいと思います。
建物は綺麗、そして見物は無料。
先に入った子供の後ろに並んでいたら、「この列は子供向けの地域イベントなので、そのまま展示スーペースに入って頂いて大丈夫ですよ。」と係員の方。
そりゃそうだよな。
子供が興味を持つ戦国武将は、同じオダでも「織田」ですよね。
子供だけじゃなく、歴史オタでなければ小田氏なんて知らないのが普通だろうなぁ。
戦国最弱大名と言われる小田氏治、なんと、この小田城を9度も落とされているんです。
野戦で城に退却する際、敵に抜かれて城を取られる。
大晦日の忘年会後を狙われたり、味方を装う敵を城内に入れてしまったりと、その落城も見事な抜けっぷり。
とはいえ、落とされても落とされても城を奪還しているし、そもそも死なずに戦い続けているというしぶとさ。
これは評価できる武将なんでしょう。
城の全体像は、この模型がわかりやすい。
防御用の城というよりも、簡易な堀と土塁を巡らせた居館という造りですね。
落城しまくりというのもよく理解できる。
でもなぜ、小田氏治はこの城に執着したんだろうか。
城跡は、「小田城跡歴史ひろば案内所」から歩いて3分ほどのところに。
いやぁ、今日はやっぱり暑い。
カンカン照りの中、少し歩くだけでも汗が吹き出してくる。
想像していたより、城内は広いんですよね。
天守閣はおろか、建造物は何一つないというこの城跡。
わざわざこんなところに来る人はほぼおらず、だから密を避けた観光ができる訳で、歴史オタというのも決して悪いもんじゃない。
城内を巡ると、おぉ、筑波山がよく見える。
勝手な想像ですけど、小田氏治がこの城に拘ったのはこの景色かなとか。
生まれ育った地でこんなに美しい筑波山が見えたら、城を他に移すこともなく、この風景を見たくて城を奪還するのもわかります。
おそらくは事実は、城を移す資金がなかったとか、そもそもそんな発想すらなかったということでしょうけどね。
さて、次のポイントに移動しようというところで、続きはまた明日。
小田城址公園
茨城県つくば市小田2377-1
029-883-1281
営業時間 9:00~16:30
定休日 月
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