ニッケコルトンプラザに入って、よし、久々に『AGIO』に行ってみるかな。
このお店、初めて入ったのはもう30年近く前だと思います。
オープンキッチンで少しレトロなインテリア、洒落たお店だなぁと思い、その後も何回か利用。
でも最近は綺麗なお店も増えて足が遠ざかり、ここに入るのは何年ぶりだろう。
ブログを書き始めてからも一度は入ったような気がするけど、記事が残っていないなぁ。
今回は家族3人で、リゾットとピザをオーダーしてシェアしようということに。
まずはミネストローネ、チーズ入りでコクを出している一品です。
よし、頂きます。
一口飲むと、あれ、味が薄い。
塩を控えめにしているようで、一瞬物足りなさを感じるんですけど、いやいや、これが正解なんだろうな。
何でも味を濃くすることが正しい訳じゃない。
むしろこの程度の方が、身体に優しい味だと気付いたんです。
あ、そういえば前回来た時、「あれ、味が落ちたな」と感じたことを思い出した。
いや、味が落ちたんじゃなくこんな味付けだっただけ、あの時はその意図がわからなかっただけなんだな。
まずはリゾット、イタリア産の栗とパンチェッタとチーズが入っているというもの。
スプーンで掬うのが若干難儀でしたけど、味は素晴らしいの一言。
パンチェッタの輪郭が浮き出るような味付け、チーズのコクがありながらも栗の風味もしっかりと感じる加減でした。
牛挽肉のピッツァ。
ピザは店内の窯で焼いたもの、薄いながらもふっくらとした焼き上がり。
フレッシュな玉葱と牛肉の重量感ある風味のバランスがとれた美味しさです。
サーモンと舞茸のピッツァは、食べた瞬間にやはり味の薄さを感じるんです。
とはいえ、しっかりとサーモンと舞茸の旨味が浮き出てくるので、これは意図的なものなんだなと。
あ、そうだ、味を加えるためのオイルがあったんだ。
唐辛子入のオリーブオイル、こいつで味を整えるということなんだな。
サーモンと舞茸のピッツァにかけると、おぉ、これは美味いぞ。
ピリ辛さがアドオン、味の複雑さが増すんですよね。
舌に伝わる刺激で、塩が薄くても全く問題ない味に。
なるほど、よく考えられた味付けなんだということがよくわかりました。
いやぁ、美味しかった。
ご馳走さまでした。
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