この炎天寺、名前が個性的ですよね。
私の頭の中では「炎上寺」と勝手に変換されていて、激しく燃えたことがあるのかなと思っていました。
調べてみたところ、前九年の役で出陣した源頼義・義家の軍勢が苦戦、ここで八幡様に祈願して勝利。
炎天続きの6月(旧暦)だったので、この寺は炎天寺、地名が六月となって、隣に六月八幡神社を創建したんだとか。
地名を六月にするというのは、ちょっと雑な気もするけどまぁいいか。
「やせ蛙 まけるな一茶是にあり」って、小林一茶の有名な句ですよね。
この句を詠んだのがこの寺とのこと、蛙相撲の像があるんです。
実際にこんなシーンをみたら、鳥獣戯画みたいで怖いでしょうけどね。
境内には小林一茶像。
毎年11月に一茶まつりというのが開催されるそうで、俳句のコンクールもやっているとのことでした。
蛙の句で有名ということで、本堂間には福蛙なんていうのもあるんですよ。
そういえば、狛蛙がある神社に昨年行ったな。
あ、これ、埼玉県富士見市の水神神社でした。
おぉ、七福神まで蛙、しかも塔を一周する形式は珍しい。
ん? よく考えてみると、七福神だから正七角形か。
コンパスと定規では描けない正七角形、現地で気がついていれば、もっとじっくりと観察しただろうに。
八幡宮が併設されていて、これは明治初期の神仏分離を逃れることができたのだろうか。
説明板も見当たらず、謎のまま次の目的地に向かおうとしたところで...
旗掛の松というそうで、源義家が幟を立て掛けたことに由来するんだそうです。
それとこの湾曲は全く関係ないと思いますけど、なかなかの見ものであることは間違いないなと。
炎天寺
03-3883-0787
東京都足立区六月3-13-20
参拝自由
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