会社近辺でのランチ、食べたいものは何だ?
ぱっと頭に浮かんできたのが鯨、家庭ではほぼ食べることがないですからね。
会社からの距離も近い『くじらのお宿 一乃谷』、前回来たのはいつだっけとブログを振り返ってみると、もう半年前の4月だったか。
前回は「鯨のユッケ丼」だったよな。
今日は刺身にするか、ステーキにするか。
せっかくだから、やっぱり刺身にするか。
そんな勢いで店内に入ると、先客が2組3名。
今日は私がトップじゃないんだ、珍しいなと思いながらカウンター席につくと、大将が一言「今日は数量限定の刺身もあるよ」と。
むむ、普通のでいいんだけどなと思いながらも、刺身と決めて入ったのを大将に読まれたか。
1,500円とランチにしちゃ少々高いものの、波長が合ったので、よしじゃ今日はそれお願いします。
鯨の話を嬉しそうな顔でする大将、変わらないなぁ。
おしゃべりしているだけでなく手はしっかりと動いていて、ほどなく運ばれてきた刺身5点盛り。
「赤身はそのまま、他のは生姜醤油で食べてね。」
「はい、頂きます。」
左手前はが赤身で、あとはよくわからないけど赤身の右上は皮かな、これは食べたことがある気がするぞ。
奥真ん中は鯨のベーコン、その左右がよくわからんな。
まぁいいか、とりあえず食べてみよう。
まずは奥左、ぶにゅぶにゅっとしたゴムのような食感噛んでいると脂肪が蕩けてくるような。
調べてみるとこの食感はさえずり、鯨の舌ですね。
脂の旨味が強いなぁ。
そしてノーマルな赤身、ごま油を和えた定番の味。
臭みは全くなく、噛み心地が馬刺しのようでやっぱり美味い。
ベーコンは脂がありながらもさっぱり。
皮はより脂が強いんですけど、牛肉などと違ってこの脂だったら量を食べられるんですよね。
そして奥右、見るからにしっかりと脂ののった赤身。
これは尾の身だな、赤身の旨味と脂がほどよく、口のなかで溶けていく美味さ。
どれをとっても美味しく、肉の下に大量に敷かれた野菜とともに、またご飯とともに。
そうだ、小鉢も忘れないように。
豆腐の上には鯨のタレが乗っていて、これをツマミに酒を飲みたい。
もうひとつ、レモンに隠れているのは何だ。
これも鯨? と食べてみると、なかなかいい味のローストビーフでした。
いやぁ、真っ昼間から贅沢ですねぇ。
さすが5点盛り、刺身の量がたっぷりあって、一つ食べる毎に小声で「美味い」と連発しながら。
途中から大将も話しかけなくなってきたのは、自慢の鯨を美味しそうに食べているサラリーマンのおっさん(つまり私)の一人飯をじゃましないようにという気遣いなんでしょうね。
後から入ってきた臨席のお姉様、その隣のご老人もどうやらお得意様のような会話。
このお店、ランチで美味しい鯨をコスパよく食べられるお店なので、固定のお客さんは多数いるんだなと。
いやぁ、美味しかった。
また食べに来ますね、ご馳走さまでした。
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