よし、ここは利根川に沿って10kmほど歩いて、栗橋まで出てみよう。
栗橋はかつては日光街道の宿場町だったとのことで、「栗橋宿街並みマップ」なんていう素敵なサイトもあるんです。
あまり聞いたことなかったけど、意外なところに意外な観光資源があるもんだな。利根川沿いは景色は単調ですけど、人や自転車が少なくウォーキングには好適でした。
栗橋に到着、ん? これが宿場町?
随分とイメージと異なるような…
歩いていくと、確かに所々に古い民家が建っています。
とはいえ観光は全く意識していないようで、古い建物がただ残っているというのみ。
まぁこれはこれで、自然なままという趣はあるんですけどね。
えぇと、日光街道で唯一あったという関所跡は…
説明板すら見つけることができず。
どうやらこの近辺は大規模な工事中、一時的に撤去したのかどうか…
宿場の端に建つ八坂神社に。
一番目立ったのはこの立て札で、自分の願いを自由に書いてよい、ということなのか?
世の中、様々な願いを持つ人がいるんだなということで、これをじっくり読むのも面白そうではあるけど…
先を急ぎましょう。
ってな感じで、栗橋宿は観光地ではありませんでした。
でもこれが逆にいい、そういう見方もきっとあるんでしょうし、今後の開発が期待できるということでもあるかなと。
栗橋駅に近づいても、シャッターが下りている店が多いんですよね。
東京からそれほど遠いわけでもないし、日曜日だからということなのかな。
栗橋唯一(?)の観光地、静御前の墓に。
静御前、源義経の妾ですね。
「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」
静の舞、なんか聞いたことがあるな。
遠い昔、本で読んだのかもなぁ。
静御前は若くして消息不明に、終焉の地にも諸説あるそうですけど、ここ栗橋もその一つ。
義経の人気、生まれたばかりの子を殺された悲劇の白拍子、日本人の同情を集めやすい人物ですね。
栗林駅近くまで来ると、さすがに店はいくつもオープンして…
ん? よく見ると、お店の看板に「美少年ケーキ倶楽部」なる文字。
「柔らかい世界、それがケーキ」って、なんか怪しいなぁ。
美少年には全く興味はないので、帰ることにするか。
ということで、駅にはこんな立派な静御前の絵まである栗橋ですけど、今回はその魅力を見いだすことができなかったなと。
関宿からのウォーキングは気持ちよかったですけどね。
【今日のワンポイント】
・栗橋といえば、5〜7月に利根川でハクレンのジャンプを見ることができるので有名。1mを超える巨大魚が水面を跳ねる姿、これを目当てに来るとよさそうです。
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