富岡製糸場に行く前に、近くにある上野国一ノ宮、貫前神社に寄っていこう。
一ノ宮といえば、立派な神社で一見の価値ありでしょうからね。
鏑川沿い、山地の終端にあたる場所。
城があってもおかしくないような立地に、貫前神社は建っています。
この銅製灯篭は1865年に作られたもの、富岡製糸場は1872年に開業しており、その先駆的な記念碑ともいえると案内板に。
なるほどなぁ、そういう言い方もあるか。
地元の方の寄付で建てたそう。
立派な灯篭の造りは、ここは元々それなりに豊かな土地であった、ということは言えそうですね。
総門の向こうには…あれ、拝殿の屋根しか見えない。
下り宮という造り、珍しいですね。
高低差はご覧の通り、階段の段数は多いんです。
総門をくぐった瞬間、パッとこの景色が広がるというのは気分がいいものです。
楼門もなかなか立派なもの。
右手には千羽鶴、左手の台の上に並んでいるのは…何だ?
蛙、無事かえる、か。
そういえばそんなことを言われながら、小さな蛙を貰ったことがあったな。
確か子供の頃で、御守りのように財布に入れておいたような。
誰に貰ったんだかも全く思い出せずですけど、ここで買ったものだったのかな。
元々は、蛙の形をした猿の腰掛(←ややこしい)が戦時中に生えて、出征する兵士の縁起物だったんだとか。
高度成長期に交通事故が多発、「無事かえる」が御守りになったという経緯。
そうか、交通事故から守ってくれるものだったのか。
勝手に「お金が無事かえる」にしてました。
社殿は極彩色、これは1698年に徳川綱吉の修復時に漆塗りになったことが起源。
創建は534年と古く、12年ごとに式年遷宮が執り行われるとのこと。
この色彩も12年ごとに塗り直されているのかどうか、やったら大変な作業だろうなぁ。
御神木は、将門の乱平定でこの地を訪れた藤原秀郷が奉納したものとのこと。
乱平定が940年、そこから数えても1,000年超という杉は迫力ありますね。
さすがは上野国一ノ宮、見所多い神社でした。
一之宮貫前神社
0274-62-2009
富岡市一ノ宮1535
参拝時間 8:00~17:00(本殿)
無休
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