【この記事のポイント】
・戴き物の最高峰『純米大吟醸 磨き二割三分 獺祭 美酔』のビビるほどの上品な旨さ
・山口県アンテナショップで調達した「塩ゆでふぐ」「めかぶ雲丹」「ふぐ骨煎餅」の無限ループ
今回のお酒は妻の実家からいただいたお酒、『純米大吟醸 磨き二割三分 獺祭 美酔』。
高価なお酒なので、一人で呑むのは勿体ないと保管していたもの。
名前からして、只者ではないオーラが漂っていますよね。
最高峰『獺祭 美酔』と、山口の味覚を集めたオアシス
よし、それじゃ乾杯。
グラスに注いで口に含むと… おぉ、こりゃ美味。
一口含むと、まず驚くのは水のように清らかで澄み渡る滑らかな口当たり。
アルコール特有の角や刺激が全くなく、フルーティーで気品高い吟醸香がふわりと鼻腔をくぐり抜けていきます。
米本来の洗練された芳醇な甘みと、クリアで雑味のない旨味が口いっぱいに広がり、後味は実に爽やか。
すっと喉を滑り落ちていく様は、まさに絹のように上品そのものです。
呑み進めるほどに「美しく酔う」という名の通りの幸福感に包まれ、思わず溜め息が漏れてしまうほどの完成度。
磨き二割三分、高価な理由が一口で納得できる、まさに極上の味わいです。
めかぶ雲丹と地酒が織りなす、甘みと磯の香りの響宴
高級な日本酒というのは、喉を通る時の引っかかりが一切なし。
気品ある香りと米の旨味だけを残して、静かに消えていくものなんだなと。
これに合わせるツマミは、獺祭の産地山口県にあわせよう。
山口県のアンテナショップで買ってきた、「めかぶ雲丹」と「ふぐ」2品です。
めかぶ雲丹を食べるのは初めて。
さて、どんな味なんだろう… ん? 甘いのか。
一口食べてみると、めかぶ特有のシャキシャキとした食感と程よいトロみが心地よい。
そこに濃密な雲丹の豊かなコクと旨味が合わさり、まろやかな甘みが広がります。
当然ながら生臭さは一切なく、後味に爽やかな磯の風味が残る絶妙な塩梅。
これはまさに、日本酒のアテとして計算し尽くされた逸品ですね。
ふぐの弾力と塩加減!獺祭を引き立てる至高のアテ
そして塩ゆでふぐ、これがまた堪らないんです。
箸で摘んで口に運ぶと、ふぐならではのプリッとした力強い弾力と豊かな歯ごたえ。
シンプルな塩ゆでだからこそ、噛み締めるたびにふぐ本来の上質な白身の旨味がジュワッと染み出してきます。
絶妙な塩加減が身の甘みを最大限に引き立てており、さっぱりとしながらも実に味わい深い。
淡麗で上品な『美酔』の喉越しを完璧に引き立ててくれる、最高のアテですね。
キュッと引き締まった滋味深いふぐの味わいと、めかぶ雲丹の濃密な磯の香り。
この2つを交互に口へ運んでは、獺祭を一口…
ヤバい、これは酒が止まらなくなる黄金ループだなと。
写真撮影を忘れさせる、ふぐ骨煎餅の乱入と『美酔』の真髄
さらに、ここに乱入してくるのが「ふぐ骨せんべい」。
開封後の写真を撮るのを忘れたので、パッケージの写真をアップしておきます(左側)。
骨せんべいといっても、身が残ったまま揚げているので旨味が強い。
そこに辛口明太子の刺激的なアクセントが加わり、味のレイヤーがさらに深まります。
これでカルテット、益々お酒が進んでしまい酔いつぶれるのは間違いなし。
そう思っていたんですけど…
これが不思議なことに、これだけ飲んでも悪酔いせず、睡魔に襲われることもないんですよ。
これが「美酔」という銘の真髄なのか…
いや、単に美味い酒とツマミを少しでも長く楽しみたいという、浅ましい胃袋の欲求によるものなんだろうか。
『良い酒は一杯で満足する』という理屈の即座な崩壊
ふと気付いたのは、良い酒の素晴らしい効能。
あまりに完成された味なので、途中で他のお酒を挟もうという気が起きず、「これ一本でお仕舞い」にできるという点です。
ダラダラと雑多なお酒をハシゴしない。
これもあって悪酔いはせず、しかも味には終始満足というのは素晴らしいじゃないですか。
なんて思いつつも、ここで自分に問いかけ。
「じゃあ同等に素晴らしい良い酒が、もう一本手元にあったらどうするのか?」
…
う〜ん、そりゃあ呑んじゃうでしょうねぇ、あっさりと。
小原庄助さんの歌と、呑兵衛がたどり着く幸せな人生論
小原庄助さん、なんで身上つ〜ぶした?
朝寝、朝酒、朝湯が大好きで〜、そ〜れで身上つ〜ぶした
あ〜もっともだ〜、もっともだ〜
なんて書いても、若い人は知らないだろうなぁ。
私も小原庄助さんが誰なんだかは知りませんけど、一見すると酷い放蕩者… むむっ、 待てよ?
朝寝=充足した睡眠
朝酒=目覚めてもリラックス
朝湯=酔い冷まし、1日の活動に向けての準備
そして身上潰すというのは、「死ぬ時に金を残したって仕方ないという合理的な生き方」。
そう考えると、これぞ究極の合理的快楽主義…?
いやいや、私にゃさすがにそんな生き方は…
【おまけのワンポイント】
残った「めかぶ雲丹」と「塩ゆでふぐ」は、〆に用意したシンプルなうどんの出汁に投入すると、極上の高級和風うどんへ変身。呑んで寝た後の夕食には、最高の一品でしたよ。





0 件のコメント:
コメントを投稿