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2026年8月15日土曜日

【IT】e-Govという名のデジタル迷宮!ハイフンに嫌われ、カードリーダーに阻まれて撤退

【この記事のポイント】
・なぜかブラウザ完結せず、専用アプリのインストールと二要素認証を強いるe-Govの洗礼
・Geminiと共闘して挑む無味乾燥な入力フォームと、事前警告なしの「ハイフンエラー」の罠
・送信直前で要求される「ICカードリーダー」の絶望と、役所窓口へ走った方が早いという現実


e-Gov(イーガブ)というシステム、ご存じでしょうか。
e-Govは行政手続きをオンラインで完結できるシステム、とある用事でどうしても申請を行う必要があり、これを使ってみたんです。

ところがどっこい。
UX(ユーザー体験)があまりにも酷く、結局は目的を達成することもできずじまいだったんです。

縦割りの洗礼と、ログインまでの『優しきセキュリティ』

まず、ブラウザを開いて申請しようとした時点で出鼻をくじかれます。
ブラウザ単体で完結せず、「e-Gov電子申請アプリケーション」という専用アプリをインストールする必要があるとのこと。

「個人の申請なのに、なぜマイナポータルに統合されていないんだろう。IT行政の縦割り?」
そんな素朴な疑問を抱きつつも、大人の合理主義で黙々とアプリをインストールです。

そこから、今度は二要素認証の登録を求められます。
セキュリティだけは最新鋭の金融機関並みに厳格で、ログインするだけでひと手間、ようやくスタートラインに立ちます。

Geminiとの共闘と、忍び寄るハイフンのトラップ

目的の申請フォームを見つけ出し、さて入力開始…
う〜ん、画面に現れたのは、かつての役所の紙の申請書をそのままデジタル化したかのような、無味乾燥で不親切極まりないテキストボックスの群れでした。

役所特有の難解な用語が並び、何を書けばいいのか分からず。
私の脳みそだけでは太刀打ちできないので、Geminiの力を借りながらフォームを埋めていきます。

日本国運営の効率化、国民の利便性向上のためのシステムのはず。
なのに外国のAIの助けを借りなければいけないのはなぜ? なんて疑問を感じながらの作業でした。

なんとかすべての項目を埋め、いざ送信しようとすると「エラー」の赤文字。
そこにはただ「入力できない文字が含まれています(申請者)」「入力できない文字が含まれています(連絡先)」と。
どの項目の何がダメなのかは一切教えてくれないんですよね。

両方に共通していて、禁則文字があるとしたら… 住所だろうな。
予想通り、「ー(ハイフン)」が犯人だったんですけど、入力画面にもエラー画面にも「ハイフン不可」の文字は全く見当たらず…

最後の送信ボタンと、ゴール直前で牙をむく物理デバイス

住所のハイフンを全て削除し、今度こそエラーを全消去。
改めて送信ボタンを押してみましょう。
「これでようやく解放される」と安堵するその瞬間、最後の門番が本物の絶望を運んできます。

「送信には、ICカードの読み取り、または電子証明書ファイルの選択が必要です」

ん?
ICカード? 電子証明書?

我が家にはICカードリーダーなんてないぞ。
電子証明書ってまさか…

ネットで調べてみると、自分でしかるべき認証局から電子証明書(ファイル)を発行・取得しておく必要があるとのこと。
そんな面倒なこと、この手続きのためだけにやっていられるか。

デジタル敗北宣言と、現代の精神的ハードコア鍛錬

冷静にソロバンを弾いてみましょう。

このままカードリーダーを買うか、電子証明書を発行するためにさらに数時間を費やすか。
諦めて申請書をプリンターで印刷し、窓口に直接持って行って書類を提出するのと、どちらが早いか。

答えは火を見るより明らか、「窓口に行った方が圧倒的に早い」。

アプリをインストールしてからハイフンを削除するまで、悪戦苦闘に費やしたあの時間は、一体全体何だったのだろうか。
最初から「送信にはこれこれが必要です」と入り口に書いておいてくれれば、私は1秒も迷うことなく窓口まで歩くんですよ。

画面を静かに閉じ、e-Govという不出来なシステムを前に、ここまで頑張った自分自身がなんとも悲しい。
まぁこれもまた、無駄な時間を笑って受け流せるようになるための「精神的鍛錬」だったんでしょうね。

それにしても、今どき紙の方が楽なんてことがあるとは…
皆さんは、私と同じ失敗をなさらないように。




【おまけのワンポイント】
e-Gov(イーガブ)は、各省庁が個別に運用していたオンライン申請窓口を一元化するために2001年にスタートした、総務省(現在はデジタル庁)管轄のポータルサイト。
長年、OSやブラウザのアップデートに伴うJavaのプラグインエラーや、専用アプリの挙動の不安定さで「日本一使いにくいITインフラ」の汚名を着せられ続けてきたんだそうです。セキュリティと手続きの一元化を両立しようとするあまり、ユーザー体験(UX)が置き去りにされてしまった、日本のガラパゴス行政ITの歴史的記念碑とも言える存在なんですね。
(と、知っていれば最初から近づかなかったのに…)

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