【この記事のポイント】
・妻の妹夫妻から今年も届いた、初夏を彩る「文旦」と「夏小夏」の贅沢な詰め合わせ
・プチプチと弾ける上品な甘みの「文旦」と、分厚い白皮ごと頬張るジューシーな「夏小夏」の対比
今年も送って頂いた、夏の訪れを予感させるこの一品。
例年、妻の妹夫妻が送ってくれるものなんです。
「夏」という文字が2回も使われている、真夏の暑い時期に見たら嫌になるかもしれない柑橘です。
まだ30℃になる日がほぼないこの時期、これからの季節を期待で満たしてくれるいい名前だなと。
箱を開けて驚いた、想定外の「大物」の正体
箱を開けてみると… ん?
やけにデカいのが入っているぞ。
今年は成長がいいんだろうか。
妻の妹にお礼のLINE、「デカくてびっくり!」と送ってみると…
「今回は小夏と文旦のミックスです〜」と。
な〜んだ、デカいのは文旦なのかと納得。
文旦は彼女、小夏は旦那のMさん押し。
「きのこの山か?たけのこの里か??問題に近いかも」という解説に、深く日本国民に根ざした終わりなき論争という上手い例えと感心。
お互いが一歩も譲らない構図というのは、それだけ双方が唯一無二の魅力を持っている証拠でもありますね。
プチプチの上品な甘みと、ジューシーな天然スイーツ
とりあえずざっくりと4等分。
まずは文旦です。
ひと房取り出して口に放り込めば、大きな粒がプチプチと心地よく弾けます。
じわじわとあふれ出る、上品で雑味のない透き通った甘み。
グレープフルーツのような強い酸味ではなく、どこまでも穏やかで優しい味わいです。
後味にほんのりと残る上品な苦味が全体の味を引き締め、大人っぽい爽快さを残してくれます。
果汁がダラダラと滴らないため、手を汚さずに味わえるのも非常に合理的なところ。
このすっきりとした上品さは、確かにお酒のアテにもぴったりだなと。
気づけば次のひと房へ自然と手が伸びてしまう、静かな魅力がありますね。
そして夏小夏、こちらは対照的にとことんジューシー。
口に含んだ瞬間に、キリッとした強い酸味と甘酸っぱい果汁がジュワッと一気に広がります。
果肉だけだと少し酸っぱさが立ちますけど、ふかふかした白い皮(アルベド)のほのかな甘みと合わさることでまろやかに変化するんです。
この白皮のモチッとした独特の食感と、果肉のぷるぷる感の対比がまた面白い。
柑橘というよりも、完成された「天然のスイーツ」を食べているかのような贅沢さです。
溢れる果汁が乾いた喉をすっと潤してくれて、初夏の暑さを一瞬で忘れさせてくれるような力強さ。
これぞまさに、夏を迎えるための柑橘だなと実感です。
本来はりんごのように外皮を剥いて、白い部分を残して食べるのが一番美味しいとのこと。
でもちょっと面倒だし、こうやって4等分してジューシーさを味わうのもいいものです。
終わりなき「どっち派」論争の、少々強引な決着
さて、私は文旦派か、それとも夏小夏派か。
う〜ん、文旦の上品な甘味とほのかな苦味、焼酎にも合いそうでいいよなぁ。
でも夏小夏の喉を潤してくれるジューシーさ、甘味と酸味の濃さも捨てがたい。
どちらにも軍配は上げられず…
実を言うと、私は「きのこの山」か「たけのこの里」かというのは、正直どちらでもいいんです(出された方を黙って食べるだけ)。
よし、そこに「文旦」と「夏小夏」を乱入させ、無理やり4つ巴のバトルロイヤルにしてと。
私は迷わず、この瑞々しい和製グレープフルーツたちに一票。
どちらも甲乙つけがたい極上の柑橘だなと、改めて送ってくれた二人に感謝。
ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
高知県宿毛市にある「おおぐし農園」は、見た目よりも「味」を最優先に掲げる、こだわりの柑橘農園。
農協を通さず、自分たちが一番美味しいと判断したタイミングで収穫し、直接届ける「産直販売」のスタイルをいち早く確立したんだそうです。
主力である文旦や小夏は、一つひとつに袋かけをするなど、驚くほどの手間暇をかけて育てられています。




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