・混雑の東京駅を避け、品川駅「駅弁屋 品川宿」で賢く駅弁を調達、三者三様の好みが交差する賑やかな実家の昼食。
3月の3連休の初日、久しぶりに実家へ顔を出すことに。
一緒にお昼を食べようと、ちょっとした旅気分を味わえる駅弁を買っていくことにしました。
意気揚々と東京駅に向かったものの、そこは想像を絶する大混雑。
有名な「駅弁屋 祭」の入り口は、人が溢れ返って全く身動きが取れない状態だったんですよね。
この人混みは流石に厳しいな… よし、品川に行くことにしよう。
かつての宿場町の名を冠した『駅弁屋 品川宿』、ここなら落ち着いて品定めができるという算段。
通路の人通りは多いものの、狙い通りこちらは比較的空いていて、じっくりとお弁当を選ぶことができました。
三者三様の好みを予想して選んだ、個性豊かな3つの駅弁
ちょっと迷った末に購入したのは、「銀だら幕の内」「江戸甘味噌カツ牛すき弁当」「とりめし」の3点です。
幕の内好きの母にはきっと「銀だら」、父が残る2つのどちらを選ぶだろうか。
自分は最後に残ったものを食べればいいと、実家のテーブルに並べました。
いざ選ぶ段になって、母の行動は予想外。
なんと、母が真っ先に「とりめし」を自分の手元へ引き寄せたのです。
「とりめしに何か思い入れがあるのかな?」なんて思っていたところで…
私が「銀だら幕の内」の蓋を開けた途端、事態は急変。
惣菜の種類が多い様子を見た母が、「やっぱりこっちがいいわ」とあっさり変更です。
結局、いつものように母が主導権を握るという、実家ならではの光景に苦笑い。
父は「江戸甘味噌カツ牛すき弁当」をチョイス、私は残った「とりめし」を味わうことになりました。
素朴な見た目に隠された「とりめし」の奥深い味わい
よし、それでは頂きましょう。
蓋を開けると、ふわりと漂う醤油の香ばしい匂い。
飴色に輝く鶏の照り焼きは、噛むほどに旨味が溢れ出します。
出汁がしっかりと染み込んだ茶飯の、なんとも言えない優しい味わい。
脇に添えられたかまぼこや玉子焼きが、飽きのこない見事なアクセント。
計算され尽くした甘辛いタレとご飯の相性に魅了されます。
長年愛されてきた伝統の味覚とは、こういうことを言うんでしょうね。
見た目は素朴ながらも、満足感で満たされる山の幸の傑作。
最後の一粒まで、じっくりと噛み締めて堪能しました。
いや〜美味しかった、ご馳走さまでした。
終わりに
帰路では、昔と変わらない親子のやり取りを思い返しては一人で納得。
予定通りにはいかないお弁当の割り振りも、家族が集まれば良い笑い話になります。
どれだけ世の中が便利になっても、こうして顔を合わせて食べるご飯の味は格別なものですね。
【おまけのワンポイント】
・実は日本最初の駅弁の候補地の一つと言われているのが、ここ「品川駅」(1885年頃)。そんな歴史ある駅で、あえて東京駅の混雑を避けて弁当を買うのは、いわば「現代の賢い宿場町活用術」かもしれません。
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