・縦位置撮影の利便性が向上のため、α7 Ⅳのファームウェアを1年半ぶりに更新。SDカードリーダー不在の「詰み」から始まった、オンラインストレージを巡る迷走劇に。
α7 Ⅳを手に取り、システム情報を確認したところ、現在のファームウェアバージョンは3.01。
2024年5月の更新を最後に、1年半以上もアップデートを放置していたことに気づいたんです。
最新版は2026年1月15日に配信されたバージョン6.01。
「何か実用的な進化はないか」とリリースノートを読み進めると、お、これいいじゃないか。
「画面に表示される撮影情報のレイアウトを、縦横どちらの向きにも対応しました。」
一見地味ではありますけど、縦構図での撮影時に頭を使わず撮影情報を確認できるのはそれなりのメリットに。
よし、最新の環境へアップデートするとしましょう。
物理デバイスの欠落:SDカードリーダーなき夜の焦燥
アップデートには約705MBのファイルをダウンロードし、SDカードへコピーしてカメラに読み込ませるんです。
ん、ちょっと待て。
先日の自宅リフォームの際、「もう不要だろう」とSDカードリーダーをすべて廃棄していたぞ…
Macにダウンロードしたファイルを、どうやってカメラに持って行くか。
しばし考えを巡らせて… そうだ。
セカンドスマホのXperiaには、MicroSDカードが入っている。
これにファイルを書き込み、それをSDカードアダプターに入れてカメラに挿せばいけるはずだ。
Xperiaで直接ダウンロードを試みようとすると、Webサイトには無情な警告。
「ご利用の端末からはシステムソフトウェアのダウンロードが行えません。WindowsまたはMac OSの動作するPCをご利用ください。」
この時、画面に上部に記された「Creators' Appを使用している場合は……」という一文を、私は完全に読み飛ばしていました。
ここから、オンラインストレージを巡る「泥沼」へと足を踏み入れることになります。
クラウドの限界を知る:三者三様の制約と格闘
まずはMacDroidを介したファイル転送を試みるも、無償版ゆえにPCからスマホへの書き込みは制限されていて断念。
次に、オンラインストレージを仲介役にしてみようかなと。
・Google ドライブ:拡張子によるセキュリティチェックなのか、あえなく弾かれます。
・Box:1ファイル250MBという容量制限の壁、705MBの巨大ファイルを拒みます。
・Dropbox:転送完了と思いきや、Xperia側で保存されたのは「.pac」という謎の拡張子がついた0Byteの空ファイル。
最後に試したOneDriveで、ようやく進捗ゲージが動き始めました。
ローディングを眺めながら、ん?
SDカードリーダーを持っていないユーザーなど、ごまんといるはず。
メーカーがこれほど不親切な手順を強いるだろうか?
改めてネットを確認、ようやく真実に辿り着くんです。
ソニーの公式アプリ『Creators' App』を使えば、スマホ経由で直接、ワイヤレスでカメラのアップデートが完結する、と。
灯台下暗し:冷静さが導くデジタルの最適解
最初からCreators' Appを立ち上げれば済む話。
画面をよく読み、冷静に仕様を確認すれば、これほどまでの苦労は不要だったんですよね。
まさに「急がば回れ」を地で行くような、遠回りの1時間だったなと。
とはいえ、今回の1件で各オンラインストレージの特徴やファイル転送の限界を実体験として学べたのは、一つの収穫ではありました。
無事に最新バージョンとなったα7 Ⅳ。
これからの撮影が、また少し軽やかになりそうです。
【おまけのワンポイント】
・今回のようにスマホ経由でアップデートを行う際、最も注意すべきは「カメラとスマホのバッテリー残量」。ワイヤレス転送は電力を消費し、万が一途中で電源が落ちれば、カメラのOS(ファームウェア)が破損して起動不能になるリスクもありますからね。
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