・豊川稲荷はさすが全国に名が通るだけの広さ、本殿のデカさは圧巻
さて、ランチも済ませたところで、豊川稲荷にお詣りしようか。
有名な割には、どこにあるかご存知ない方もいらっしゃるのではという豊川稲荷、私も今回の訪問で初めて知りました。
創建は室町時代の1441年、当時は塩尻に抜ける伊那街道の山岳部への入り口。
今日の東京を中心として、途中をすっ飛ばして名古屋・大阪まで行く東海道というのとかなり様相が異なっていたのでしょう。
稲荷なので神社かと思いきや、正式名称は圓福山妙嚴寺というお寺。
お寺なのに鳥居があるからややこしいんですよね。
明治時代の神仏分離の際に鳥居は撤去され、戦後に再び設置されたものなんだそう。
ただし、鳥居が撤去された後も「豊川稲荷」の通称は使われ続けていたとのことです。
今川義元が寄進した山門、豊川稲荷最古の建造物。
今川義元は桶狭間で戦死、首を獲られた武将というのが一般的なイメージではあるものの、「海道一の弓取り」と呼ばれる名将だったというのもこの門を見れば想像できると思います。
本殿のデカさ、参拝客と比べるとおわかり頂けるんではないかなと。
1908年から20年以上かけて建てられたものです。
建物の造りに威圧感、異世界感があり、ここに参拝するとご利益ありそうというのは、写真からもご想像頂けるのではないでしょうか。
狛犬の代役でお狐様、お稲荷さんなので違和感はないですね。
これも神秘感を増してくれる重要な構成要素なんですよ。
本殿は総門からみて左手奥、右手奥には奥の院があるという造り。
本殿だけでも見応えはあるものの、奥の院はまた異なる風情があるんです。
千本幟の幻想的... はちょっと言い過ぎか。
奥に進んでいくと慶雲門、彫刻が美しい品のいい造り。
奥の院の背の高い木に隠されているような。
大本殿の新築に伴って移設された元の拝殿だそうですけど、ここに移すのは大変だったんじゃないかな。
ここだけ空気感が異なるような印象、パワーが散らずに封じ込まれているんですかね。
さすがは日本三大稲荷の一つ、見どころは数多くありました。
最後に豆知識、ヤマサちくわは豊橋名物...
あれっ、ヤマサって醤油じゃなかったっけ?
ネットで調べてみたら醤油とちくわの会社は無関係でしたけど、いずれも江戸時代創業の伝統ある企業でした。
ここのちくわは美味しいので、お土産にも良いと思います。
さて、次の目的地は岡崎というところで、続きはまた明日。
豊川稲荷
愛知県豊川市豊川町1
053-385-2030
参拝時間 5:00〜18:00
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