【散歩】新興住宅街の守谷、水遊びに喜ぶ子供達の奥に城跡

最近、休日になると城址巡りばかりしているのは、やはり人混みを避けたいという心理があるのでしょう。

この日は茨城県の守谷に。
守谷といえば常磐道の守谷SAしか印象がなかったんですけど、最近はつくばエクスプレスの駅ができて、秋葉原まで30分で行けるので人気の住宅地なんだとか。

電車の威力って、凄いですね。

今回は守谷まで車にて。
外環道から常磐道と乗り継いで行けば、市川からも近いんですよね。

守谷城址と北園森林公園の間にある駐車場、城の北から攻略開始。

まだ流水路が残っていて、ここで子供達が網を使ってなにやら楽しげ。
きっとザリガニなんかを獲っているんでしょうけど、こんな自然が身近にあるというのも、守谷の住みやすさ。

守谷城はこんな姿であったろうの図。

この近辺、東に小貝川が流れており、かつては周囲一帯は湖だったんでしょう。
なので船着き場も複数という構造、現代では信じられないですけどね。

二の曲輪への入り口、土塁と虎口がしっかりと残っています。
通路を登るにも、側面から攻撃を受けるのでなかなか厳しいぞ。

しかもこの通路、そこそこ長いんです。
登り切ったところは当然門で塞がれていたはずで、もたもたしているうちにも側面から矢が雨霰と降ってくるんだろうな。

二の曲輪はそこそこ広く、さらに奥には本丸があるという構造。
戦国末期の小田原征伐の際には、浅野長政がここを攻め落としたとのことですけど、守兵が少なく手薄だったんでしょう。

城の南側は急勾配で、こちらも攻め上がるのは難儀であることが想像できます。
城の創建は平将門という説もあるらしく、ここは平安時代から地の利があったんでしょう。

相変わらず、城跡では他の観光客に会うこともなし。
今後も新型コロナ警戒中は、しばらく城址巡りだな。

さて、ついでなので、守谷市内であと2つ、いずれもほとんど人がいないであろうところを観ていくかな。

日本100名城に行こう [ 中城正堯 ] 価格：628円（税込、送料無料) (2020/7/14時点) 楽天で購入

守谷城址公園
0297-45-1111（代表から都市整備部建設課へ）
茨城県守谷市本町980-1
出入り自由
駐車場あり