護衛艦あまぎりの後部甲板に移動。
3層構造の3階には、ヘリコプター用の格納庫があります。
巨大な格納庫で、艦のほぼ中央にデンと構えられているのは、軍艦としては若干バランスが悪い印象。
でも、実用性を考えるとこの方がいいんでしょうね。
甲板要員用の作業服の試着、かな。
そう言っては失礼ながらも、この方、服やヘルメットに対して明らかにオーバーサイズのような…
後部甲板1層目には、対空ミサイルのシースパロー。
最大射程は26km、仮に対艦ミサイルが音速(340m/秒)だとして、艦に到達するまで76秒か。
下に書く近接防御火器システムもあるとはいえ、意外に時間がないものです。
白い円柱を被っているのはその近接防御火器システム、通称ファランクス。
全自動の機関砲で、近づくミサイルを捕捉して撃ち落とす兵器です。
有効射程は1.5kmほど。
弾倉1,550発も、最大毎分4,500発撃てるので、20秒で無くなる計算か。
シースパローで撃ち漏らした対艦ミサイルから艦を守る最期の砦。
う~ん、シビれますね。
短魚雷発射管は、近距離の対潜用兵器。
2種の魚雷、更には搭載ヘリにも対潜装備があることからも、現代戦では潜水艦が大きな脅威であることがわかります。
第二次世界大戦までは、敵の艦に接近して砲弾や魚雷を撃ち込む戦い方でしたけど、今時はミサイル。
ハープーン、捕鯨用銛の名がついたこのシステムの射程は120km以上。
命中率も高いし、戦い方は当時とは全く別物ですね。
いやぁ、やはり護衛艦は格好いい。
近さと空き具合をみると、マリンフェスタ in Funabashi、やっぱりおススメのイベントです。
そうだ、千葉3兄弟についても書いておかなければ。
る自衛隊千葉地方協力本部のキャラクターで、千葉衛、未来、翔。
ゆるキャラではなく、アニメ風の外見がかえって新鮮ですね。
自衛隊に入ってもいいけどさぁ。
え、歳だから駄目? そうだよなぁ。
最後に動作展示の動画。
76mm砲もシースパローも、機敏な動きに観客からは「おぉ~」という声が漏れます。
少々長いので、飛ばしながら見て頂ければなと。
【今日のワンポイント】
・「あまぎり」と同型艦の「ゆうぎり」、1996年の環太平洋合同演習で、標的を曳航中のアメリカ海軍A-6艦上攻撃機をファランクスで誤って撃墜しています。パイロットは無事脱出、撃つ対象が思いっきり違った訳ですけど、有効な兵器であることは証明できているなと。
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