マリーナで年に1度開催される安全講習会、知識アップデートのためにと参加してきました。
今年は講義形式か。
AEDの使い方や人工呼吸を学ぶため、人間の半身模型があった年は参加者が多かったんです。
今年はあの時よりは少なめながらも、用意された座席はほぼいっぱいに。
講習開始前に、新しく完成した桟橋の安全祈願祭。
清龍神社から神主さんがやってきて30分ほどの祈祷、立派になった桟橋、もう二度と事故がおきませんように。
講習のトップは、関東小型船安全協会の指導員の方から。
話したいことがいっぱいあったんでしょうけど、用意したコンテンツの半分も使えず、それでも時間は15分ほどオーバー。
プレゼンって想像以上に時間が短いって、経験上よくわかります。
頭の中でシミュレートしている時は、動作もトークも100%効率ですけど、実際にやると物理的な距離があったり言い直したり。
なので中間チェックポイントを設けて、その時間を見て省略・追加する部分を予め決めておく。
質問時間と称して最後にバッファをとっておき、プレゼンが延びたら「ご質問は休憩時間に個別で」とするなど、時間コントロールの工夫は大切なんですよね。
面白かったのは、オリンピックのヨット競技で、関東小型船安全協会にも協力要請がきているという話。
ボランティアなので、10日間拘束されても支払われるのはガス代と係留のみで、漁船40艇、プレジャーボート20艇の割り当てとのこと。
う~ん、時間に余裕のある方にお任せしよう。
次にプレゼンしたのは海上保安庁で、資料説明を飛ばしまくって15分に。
ほぼ予定通りの進捗に戻したのは、さすが救難のプロですね。
そしてお次はBAN、Boat Assistance Networkの方の登場。
海上で遭難したプレジャーボートを助けてくれるサービスで、このマリーナのオーナーは全員自動加入しています。
昨年度のマリーナ所属艇の救難要請は20件、その位置をプロットしたのがこの図。
圧倒的にマリーナ近辺が多いというのは、発航直後にトラブルが多いんですかね。
エリア毎、年度別の救難要請数を表にまとめたもの。
関東エリアで177件、うち、先ほど書いたようにこのマリーナが20件、11%というのは結構多い印象。
分母となるBAN加入艇の数、航行時間数がわからないので何とも言えないんですけどね。
あ、そうだ、何年か前に「舵故障」でカウントされているのは私。
あの時は本当にありがたかったんですよ。
そしてラスト、エンジン講習に。
オーバーヒートの要因を改めて復習、今度全て点検しなくっちゃ。
エンジン実機を使った解説が始まったところで、そろ~っとこの場を抜け出して。
本当は最後まで聞きたかったんですけど、用事があったので仕方なかったんです。
こういった勉強の場を作ってくれるマリーナに感謝しつつ、よし、今年も安全に海を楽しもう。
【今日のワンポイント】
・救難要請で最も多いのは機関故障、エンジンはやっぱりトラブルが多いんですね。昨年度は、関東全体では54%、対して浦安は70%。この違いは、浦安が湾奥で走る距離が長いから、なのかな。
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