昨日に引き続き、本佐倉城跡巡りについて。
そうそう、城跡と言っても単なる山なので、どこからどう歩こうかわからないですよね。
今回、私は酒々井町教育委員会 生涯学習課サイトにあったこのPDFマップに沿って歩いてみました。
こういったマップを用意してくれるのは、大変ありがたいことだなと。
さて、本佐倉城歩きに戻りましょう。
城から南側の斜面を降りる斜面、竹に覆われて鬱蒼と暗い。
歩いていると、カン、カンという竹の当たる音。
あれ、そういえばあちこちにイノシシ注意という看板が出ていたな。
もしかしてイノシシ⁉︎
いや、こんな竹の中を歩いている訳ないか。
降り切ったところには妙見社、千葉氏の守護神です。
奥ノ山にあったのを移設したらしいですけど、竹で覆われた山からの救出、信心深い人が頑張ったんだ。
根古谷の館という建物の前、本佐倉城の山を見渡せます。
城に攻めかかる敵がいたら、どこを突けば良いかがこの地からなら一目瞭然。
変わって現代の写真、土砂災害警戒区域の表示。
これを見ても、本城の南と東が急斜面であることがよくおわかり頂けると思います。
再び本城内にと、西側の通路を進もうと思ったら、倒れた竹に道を塞がれている…
くぐるのが容易な高さにあるので、ここを進むのも実はそれほどの苦労はないんですけどね。
セッテイ山の周囲にある空堀。
ここも竹で覆われています。
セッテイというのは、接待のことではないかと解釈されているようで、ここに人質となった人たちがいたのではないかとのこと。
要は周辺豪族の妻子ですね。
確かに、この空堀は深いんです。
逃げられないようにするためのもの、説得力あるな。
再び斜面を登ると、あれ、竹の色が綺麗だ。
金明竹という種類、天然記念物として扱われている地域もあるんだとか。
そしてセッテイ山に、竹で覆われて、歩けるスペースはほとんどなし。
再びカンカンという音がして、もしかして本当にイノシシ⁉︎
え? もしかしたら鎧武者の亡霊だったり…
いや、この地で戦死した人はいないはずだった。
でも心が萎えてしまったので、足早に山を降りることにしよう。
そして再び東光寺ビョウに戻ってきました。
城内を歩いた時間は1時間ちょっと。
空堀やら土塁やら、古い城の雰囲気を存分に感じることができたのは貴重な体験。
城に石垣や建造物を期待する方にはお勧めしませんけど、これぞ自然を利用した防衛施設である城の原点、なかなかのものだったなと。
再び東山馬場に、駐車場にも車が増えてきた時間帯。
私は次の目的地を目指して、南に向かって歩き始めたところで、今日は一旦仕舞いにしておきましょう。
本佐倉城
印旛郡酒々井町本佐倉781
京成大佐倉駅から徒歩10分、京成酒々井駅からも同20分
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