そんなことを思いついたのは、「理科」に触れる機会が少ないからでしょう。
日常生活では「現代社会」に、そして週末は「日本史」に浸ることが多いので、たまには「生物」、「物理」や「化学」にも。
上野に着いたのは9:00過ぎ、まだ人通りも少ない時間帯。
国立科学博物館はまだガラガラで、午前中いっぱいかけて、じっくり観ることにするかな。
ここに来るのは、一体いつ以来だろう。
記憶には全くなく、当時は入り口近くに恐竜の骨やら原始人の住居やらがあったような気がします。
620円の入場券を買って中に入ると、日本館は想像していたのと全く違ってこぎれいな印象。
あれ、地球館なんてあったっけ?
調べてみると、地球館は2004年にオープン、日本館も2007年に改修再公開されているようです。
地球館の存在を知らないってことは、きっと20年ぶりぐらいで来たんだろうな。
その地球館は、地下地上ともに3階とかなりのデカさです。
まずは地下3階から観てみるかな。
sは時間、kgは重さ、mは長さの単位。
これぐらいなら、私にもわかるぞ。
かつてはこれら3つでmsk単位系と言っていたものが、今では国際単位系に拡張されているんだとか。
拡張されたのは以下の4つですけど、さて、何の単位だか知ってます?
A
K
mol
cd
まずAはアンペア、電流というのはまぁわかります。
Kは…ケルビンって何だっけ。
熱力学温度と言われても…あ、絶対温度のことね。
molはわかりますよ、6.02×10の23乗でしょ、原子の数だっけな。
正確には物質量の単位ですけど、それ以上の説明は私にゃ不可能。
cd…カンデラ…
あ、カンテラだから光、一般的な蝋燭は1cdの光を発するそうです。
手を乗せると、温度をケルビンで表示してくれる測定器。
私の手は298.20、摂氏にするには273を引けばいいから…え、25℃?
大丈夫か?生きているはずだし、血も巡っているはずなのに。
この写真にある白いニョロっとした細い線、宇宙線だそうです。
スーパーカミオカンデ、ノーベル賞。
そんな言葉は浮かんでくるけど、これが一体どれだけ凄いものなのかの理解は諦めてと。
これは1990年に中国に落ちた小惑星からの隕石、かなりのデカさですね。
内部はニッケル合金で美しい金属光沢があるとのこと、見てみたいものです。
その他、このフロアは密度が高くて諸々の展示が。
中には意味不明の実験展示もあったりと、自分の理解力の衰えを痛感してきましたよ。
博物館全体を振り返ってみても、最も充実した展示があるのがこのフロア、いきなり難関のディープな世界に飛び込んでしまったんだなと。
とはいえ、ここが科学博物館の真髄なんじゃないか。
全て丁寧に観ると時間がかかりかなり省略したものの、次に来る時はここだけをじっくり観てもいいんじゃないかな。
地下2階は、地球誕生からの歴史について。
絶滅した生物の化石も多数展示されています。
あ、三葉虫だ。
現代の甲殻類に通じているそうですけど、少々気持ち悪い外見。
ところで三葉虫って、海老や蟹のように美味しいのかな。
ん? 地下3階で頭を使ってしまい、発想が動物的になっているようです。
おぉ、デッカい亀だなぁ。
天井からぶら下がっている展示は大迫力、いかにも科博らしい展示ですね。
気がつけばこの記事も長くなってきたので、続きはまた明日ということで。
【今日のワンポイント】
・科博の起源は1872年、当時は御茶ノ水の湯島聖堂内に設立されたんだそうです。
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