モーションウィジット

2025年6月30日月曜日

【グルメ】3時間飲み・食べ放題5,500円は破格!蒲田の『アジアン大衆酒場 ワルンバリ』へ

【この記事のポイント】
・3時間飲み・食べ放題5,500円という破格の『アジアン大衆酒場 ワルンバリ』へ。広大な個室を占有し、ドリンクも冷蔵庫から自由という予想外のシステムに驚きつつ、蒲田でエスニック料理を堪能。高コスパで大満足だった呑み会をレポートします。



とある休日、妹夫妻と従姉妹、そして息子といういつものメンバーでの呑み会。

今回はJR蒲田駅から徒歩3分ほどの場所にある『アジアン大衆酒場 ワルンバリ』。
なんと3時間飲み・食べ放題で5,500円、今どきでは破格とも言える価格設定のお店です。


お店の近くまでアーケードが続いているので、雨の日でも濡れる心配なし。
酔っても濡れずに帰ることができるので、思いっきり呑むことはができますね。


個室でのサプライズ、そして驚きのシステム



お店に入ると、予約した席は4階とのこと。
エレベーターはなく、狭い階段を昇っていくと…

2階は普通のテーブル席、3階は… ん? どう見ても事務所のような雰囲気。
本当に4階に席があるんだろうか?と不安になりながら階段を昇ると、4階には閉じた扉が一つあるのみでした。


恐る恐るその扉を開けてみると…むむっ、これはなんだ。

10人以上は余裕で座れる、そんな広大な空間。
ゆったりとしたソファとローテーブルが配置され、まるで誰かの家のリビングのような雰囲気です。

我々5名だけなのに、この広い部屋を占有していいのか?
1階この4階まで、ドリンクや料理を運んでくるのはお店の方も大変じゃないか?
もしかして、一度部屋に通されたら放置されることになるのか?

そんな疑問が頭をよぎります。


予想外の展開と、夢のようなシステム



しばらくすると、最初の料理が到着しました。


なるほど、食べ放題とは言っても、メニューからあれこれ選んで注文するわけじゃない。
まずは定番のエスニック料理を数品、自動的に提供してくれるスタイルのようです。
席で待っているだけで料理が出てくるので、注文する手間が省けますね。

そして、ドリンクはというと、これがさらに驚き。
部屋のコーナーにあるドリンクは、冷蔵庫内も含めて**自由に取って飲んでいい**とのこと。
ビールをはじめ様々なドリンクが冷蔵庫にぎっしり。

わざわざ店員さんを呼んでオーダーするストレスもなく、文字通り好きなものを好きなだけ、自由に楽しめます。
これは夢のようなシステムじゃないですか。

よし、それでは気兼ねなく、存分に楽しませていただきましょう。皆でグラスを手に、乾杯!


バラエティ豊かなエスニック料理たち



食べ放題で提供される料理は、定番のエスニック料理が中心です。


この生春巻きをはじめ、提供される料理はどれもごく普通に美味。
飛び抜けて個性的というわけではないものの、エスニック料理らしいスパイスやハーブの香りが感じられます。

もし味が薄いと感じたり、味に変化をつけたい場合は、他の料理に添えられているソースを自由に組み合わせて使うのがオススメ。
エスニック料理は、それぞれのソースをどう組み合わせても、意外とそれっぽく美味しくなる柔軟性があるのが魅力ですね。

中でも印象に残ったのはチキン料理。
皮がパリパリに香ばしく焼けていて、良い食感でした。


冷蔵庫には、ベトナムのビール「333(バーバーバー)」も。
さっぱりとしていて飲みやすい、日本のビールとは異なる独特の風味があり、エスニック料理ともよく合います。

なんていううちに、様々な料理が続々と運ばれてきます。


は豚肉の煮込み、日本の角煮のようです。
エスニックの角煮は、砂糖や醤油だけでなく、ナンプラーやスパイス、ハーブなどが使われることがあり、日本のものとは異なる風味。

甘さの中にスパイスの複雑さや、ナンプラー由来の魚介系の旨味が加わり、独特の美味しさ。


この焼きそば、意外にもなかなか美味しかった一品。

エスニックの焼きそばはタイのパッタイやミャンマーのモヒンガーといった米麺を使ったもの、醤油やナンプラー、タマリンドなどで味付けされた独特の風味を持つものがあります。
この焼きそばは、ごく普通の日本の焼きそばのような見た目。
それでもエスニックらしい香ばしさと風味が食欲をそそります。

焼鳥も日本のものとは一味違うスパイス、これはこれでなかなか美味しいなと。


エビを使った料理も登場、素揚げですね。
衣がパリパリに揚がっていてエビもプリプリ、シンプルながらスパイスも効いて良い味。


エスニック料理の定番、パクチーサラダ。

パクチーは独特の香りで好き嫌いが分かれますが、エスニック料理には欠かせないハーブです。
ビタミンやミネラルも豊富で、デトックス効果もあると言われているんだとか。

このサラダも新鮮なパクチーがたっぷり、爽やかな風味が口の中をリフレッシュしてくれます。


エスニック風のアサリの酒蒸し。
日本の酒蒸しとは異なり、白ワインや酒に加えて、レモングラス、、唐辛子、ナンプラーなどが使われているような。

アサリの旨味に、爽やかなハーブの香りやピリ辛な刺激が加わり、独特の風味が心地よい。




デフォルトで提供される料理だけでもかなりのボリューム。
さらにメニューから好きなものを追加で注文することも可能。

次から次へと運ばれてくるエスニック料理を前に、皆、もうお腹いっぱい。

それでも、義弟は食いしん坊の血が騒いだのか、追加でナシゴレンなどを注文。
エスニック料理はスパイスやハーブ、唐辛子などが豊富に使われるため、代謝を促進したり、食欲を増進させたりする効果があるとか。
食べ放題でついつい食べ過ぎてしまうのも、こういった健康への好影響を身体が欲してしまうのかもしれないですね。


最後に



蒲田の『アジアン大衆酒場 ワルンバリ』でのエスニック食べ飲み放題。
10人以上は入れる広大な個室を5名で占有、そして冷蔵庫から好きなだけドリンクを自由に飲めるという、予想外のシステムに驚きつつも、非常に快適で楽しい時間を過ごすことができました。

料理も定番のエスニックが次々と提供され、どれもごく普通に美味しいレベル。
特に豚の煮込みや焼きそばが印象に残り、これだけ大量のエスニック料理を時間と量を気にせず満喫したのは初めて。

破格の価格設定、そしてユニークなシステムでコストパフォーマンスは非常に高い。
大人数での集まりや、気兼ねなく飲んだり食べたりしたい時には、非常に重宝するお店ではないかなと。

いやぁ、エスニックを大量に満喫。
美味しかった、ご馳走さまでした。






関連ランキング:インドネシア料理 | 蒲田駅蓮沼駅京急蒲田駅


2025年6月29日日曜日

【グルメ】神田で魚ランチならここ!魚串さくらさくの「さば黒煮」は相変わらず絶品

【この記事のポイント】
・神田駅近辺にある『魚串さくらさく』でランチ。値上がりはありましたが、お目当ての「さば黒煮」に、初めての「アジフライ」が付いた定食を注文しました。箸で崩れる黒煮と、揚げたてサクサクのアジフライ、どちらも絶品で大満足の魚ランチをレポートします。



とある日の会社近辺でのランチ。
この日は少し足を延ばして、神田駅近辺まで行ってみようということに。

神田はオフィス街でありながら、古くからの商店や飲食店も多く立ち並び飽きないエリア。
そんな神田で、久々に訪れたいと思ったお店、それは魚料理を気軽に楽しめる『魚串さくらさく』。

このお店の「さば黒煮」が非常に美味しいんです。


お店に到着してメニューを確認、以前来た時よりも価格が上がっているような。
でもまぁこのご時世、原材料費や光熱費の高騰を考えれば仕方ないことですね。

いつも食べているさば黒煮のみの定食もあるものの、今回はアジフライ付きの定食1,000円に。
違うものを食べる方がまだお得感がある、そう感じたんですよね。

アジフライは私の大好物の一つ。
居酒屋でアジフライがあれば、ついつい選んでしまうメニューです。

しかし、このお店ではまだアジフライを食べたことがなかったような気が。
それだけ「さば黒煮」の美味しさが強烈で、他のメニューに目が行かなかったということでしょうね。

よし、今回はアジフライも試せる、アジフライ付き定食に決定。


期待を裏切らない、絶品さば黒煮



注文して数分で運ばれてきたさば黒煮とアジフライ定食。
早速、お目当ての一つである「さば黒煮」からいただきましょう。

見た目は、名前の通りタレが真っ黒で、味が濃そうに見えます。


箸を入れてみると、その柔らかさに驚き。
力を入れることなく、ホロッと身が箸で崩せるほどです。

口に運んでも、ほとんど噛む必要がないほどのトロトロ仕上がり。
そして見た目とは異なり、煮汁は意外にも薄味なんですよね。

醤油辛さはなく、ほのかに上品な甘み。
この薄味の煮汁が、脂ののったさばの身の旨味を邪魔せずむしろ引き立てている印象。
身自体もパサつきは一切なく、しっとりとしています。

そして、「黒煮」という名の秘密、食べ進めると次第に感じられるようになるのは煮汁に溶け込んだ脇役たち、鷹の爪と梅干し。
いずれも強烈な主張はせず、煮汁全体にほんの少しのピリッとした辛味と、爽やかな酸味というエッセンスを加えています。

この隠し味が全体の味に深みと複雑さを与え、飽きさせない美味しさを生み出しているのでしょう。
骨までホロホロに柔らかく煮込まれているのは相変わらずで、魚の骨が苦手な方でも安心して食べられます。

この黒煮とご飯との相性は言うまでもなし。
ふっくら炊かれたご飯にさば黒煮の煮汁、ほんの少し染み込ませて食べるともう止まりません。
期待を裏切らない、まさに絶品のさば黒煮だなと。


大好物、揚げたてアジフライ



さば黒煮の美味しさに満足しつつ、もう一つのお楽しみ、アジフライに取り掛かります。
おぉ、これは揚げたて、熱々での提供ですね。


衣はキツネ色、見るからにサクサク感が伝わってきます。
箸で割ってみると、衣の軽快な音と共にふっくらとしたアジの身。

揚げたてのアジフライ、もうそれだけでご馳走ですよね。
新鮮なアジを使っているのでしょう、魚の臭みは全くなく淡白ながらも上品なアジの旨味が口いっぱいに広がります。

衣の香ばしさとアジの身の柔らかさ、そして溢れ出す旨味。
何もつけなくても十分に美味。

このアジフライも期待通り、いや期待以上と言っても良いかもしれません。


最後に



神田の『魚串さくらさく』でのランチ。
お目当てのさば黒煮は相変わらずの絶品、そのトロトロの柔らかさと、鷹の爪と梅干しが効いた奥深い煮汁に改めて感動。
そして、初めて食べたアジフライも、揚げたてサクサクでアジの旨味をしっかりと感じられる素晴らしい一品でした。

価格は以前より上がっていましたが、この味と品質であれば十分納得。
神田というオフィス街で、これほど美味しい魚料理を気軽に、手頃な価格で味わえるのは非常に有り難いです。

「さば黒煮」と「アジフライ」、どちらも素晴らしい味に感謝、ご馳走さまでした。
また近いうちに、この美味しい魚料理を求めて訪れたいなと。






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2025年6月28日土曜日

【IT】スマホケースはSpigen一択?Pixel 9とXperia 1 II、それぞれの相棒に選んだケース

【この記事のポイント】
・新しいPixel 9用ケースに、信頼のSpigenから耐衝撃性の「リキッド・エアー」をチョイス。前の相棒Xperia 1 IIには、サブスマホとして本来の美しさを活かすクリアケースを装着。メインとサブ、それぞれの役割とケース選びの理由、そして快適なスマホライフへの期待をレポートします。



新しいスマートフォンを手にした際、最初悩むのは「どんなケースを選ぶか」ではないかなと。

機能性を重視するか、デザインを優先するか。
かつては私も、ネットのスマホアクセサリーコーナーで延々とケースを眺め、頭を悩ませたものです。

しかし最近、「デフォルト」というか、信頼を置いているメーカーの製品から選ぶことにしています。
それがスマホアクセサリーメーカーの「Spigen(シュピゲン)」。

Spigenは元々韓国のメーカー、2013年にはアメリカに本社を移転し、グローバルに展開している企業です。

彼らが得意としているのは耐衝撃性に優れたケース。
私の前の相棒Xperia 1 IIには、Spigenの「ラギッド・アーマー」というシリーズのケースを装着して、約3年間使用していました。

正直、私は決してスマホを丁寧に扱える方ではなし。
これまでも何度か、コンクリートの地面や硬い床に落としてしまった経験があります。

でもSpigenのケースに入れていたおかげで、Xperia 1 II本体は3年間、一度も画面が割れたり、動作に支障が出たりすることはないんです。
この確かな実績から、新しいPixel 9用のケースもまずはSpigenの製品から探そうかなと。


Pixel 9には「リキッド・エアー」を



新しいPixel 9が手元に届き、早速AmazonでSpigenのケース探し。
真っ先に検討したのは、やはり信頼と実績の「ラギッド・アーマー」です。
でもPixel 9用のラギッド・アーマーは、色がマット・ブラックとケーブル・グレーの二色のみ。
実用性は高いのですが、もう少し遊び心のある、カラフルな選択肢はないものか…

そう思ってSpigenの他のシリーズを探していたところ、「リキッド・エアー」というシリーズを発見しました。


リキッド・エアーシリーズも、ラギッド・アーマーと同様に米軍のMIL規格(耐衝撃性に関する厳しい基準)を取得、耐衝撃性能は折り紙付きです。
そして何より、こちらにはブルーとグリーンのカラーバリエーションも。

どちらも魅力的で少し悩みましたが、最終的に選んだのはグリーン。
ミリタリー調の落ち着いた雰囲気もありつつ、Pixel 9の丸みを帯びたデザインにも馴染む色合いだなと。

Pixel 9本体の色はObsidianを選んだのですが、このグリーンのケースとの組み合わせも悪くないと満足。


サブスマホになったXperia 1 IIには?



さて、メインスマホの座をPixel 9に譲り、これからはサブスマホとして活躍してもらうXperia 1 IIのケースはどうしよう。

これまでは落下による破損から守ることが最優先、マットブラックのラギッド・アーマーに入れていました。
サブとして使う上では耐衝撃性も重要ではあるものの、それに加えて軽さも考慮したいポイントですね。

Xperia 1 IIといえば、その美しい背面の色も特徴的。
私が選んだのは、いかにもソニーらしいパープル。
せっかくの美しい色、これを隠してしまうのは勿体ない。そこで、Xperia 1 II用にはクリアケースを選んでみることにしました。


Xperia 1 IIは、背面が鏡面仕上げになっています。
クリアだとこれがピッカピカに輝いて、光の当たり方によってパープルが微妙に変化するという美しさ。

これまで3年間、耐衝撃性重視でマットブラックのケースに入れていたのが、ちょっと勿体なかったなと感じるほどの美しさですね。


メインとサブ、それぞれの役割と備え




これからは、新しく迎えたPixel 9をメインスマホとして、そして長年連れ添ったXperia 1 IIをサブスマホとして運用。

メインスマホであるPixel 9のバッテリーが万が一外出先で切れてしまった際、Xperia 1 IIが予備。
SIMカードを差し替えるという手間はありますが、いざという時の備えがあるのは安心だなと。

また、写真撮影などバッテリー消費の激しい作業は、メインとサブを使い分けることで、バッテリー切れで肝心な時に写真を撮れない、なんて事態も防げるでしょう。

信頼できるSpigenのケースでしっかりと守られたPixel 9と、美しい本来の姿を取り戻しつつサブとして控えるXperia 1 IIと。
それぞれの個性を活かしながら、快適なスマホライフを送ることができそうな予感は嬉しい限りです。




【おまけのワンポイント】
・リキッド・エアーはケース四隅に搭載された「エアークッション」が特徴的。これが衝撃を効率よく逃してくれるらしいんですよね。グリップ感のいい材質なので滑りにくく、やはりこれを選んだのは正解だったなと。

2025年6月27日金曜日

【グルメ】角上魚類の「かつお藁焼き」、本場高知との味比べの率直な感想

【この記事のポイント】
・角上魚類で家呑み用のツマミを調達。今回は特に気になった「かつお藁焼き」と「やわらか焼きいか」をチョイス。藁焼きの本場との比較や、「迷いガツオ」に関する豆知識、そしてそれぞれの正直な食体験をレポートします。



「角上魚類」は新鮮な魚介類が並ぶ市場のような雰囲気も魅力。
でも私がここを訪れるもう一つの楽しみは、美味しいお惣菜やツマミを調達すること。

「今日はこれをツマミに、家に帰ってあれを呑もうか」。
そんな風に考える時間は、ウォーキングの疲れを癒やす至福のひとときですね。

今回も、店内の惣菜コーナーでじっくり品定め。
その中で特に私の目を引いたのは二品、一つは「かつお藁焼き」、もう一つは「やわらか焼きいか」です。


どちらも家で一杯やるのにぴったりですね。


「迷いガツオ」と藁焼きへの探求心



「かつお藁焼き」といえば、本場は高知県。
太平洋で獲れた新鮮なカツオを藁の炎で一気に炙り、表面は香ばしく、中はたたきのように生に近い状態で仕上げる、土佐の郷土料理ですね。

一方、私が今回購入したのは角上魚類のもの。
角上魚類は新潟県を拠点とする鮮魚店、風土も違えばそもそも太平洋のカツオが高知から遠く離れた日本海側の新潟で獲れるのか? そんな疑問が湧いてきました。

調べてみると、興味深い事実。
「迷い鰹(まよいガツオ)」というものが存在するらしい。

季節外れの冬のカツオ、太平洋を北上する途中で一部の群れが日本海へ向かい、新潟や富山などで水揚げされることがあるそう。
理由は定かではないようですが、主流からはぐれて日本海へ回遊するため、「迷いガツオ」と呼ばれているんだとか。

この「迷いガツオ」は、漁獲量がごくわずかで非常に珍しい存在。2019年12月には富山県の氷見港でブランド魚「氷見寒ぶり」よりも高値が付いたという話や、新潟県の佐渡港では鮮度維持に特別な処理をして大切に出荷されているなんて情報も。

今回購入したかつお藁焼き、そんな高級な「迷いガツオ」である可能性はゼロ。
しかし高知の本場の藁焼きの半額以下という価格、これでどれだけ本場の味に近づけているのか興味ありますね。


まずは「やわらか焼きいか」で一杯



夕食の支度を始める前に、まずはツマミの「やわらか焼きいか」236円で軽く一杯。
ランチ後でしたけど、こういう品への食欲は衰えないものです。

ちなみに、やわらか焼きいかは236円でした。


少しだけ味見をしてみると、これが思っていた以上に美味。

商品名にもある通りイカは非常に柔らかく、そして噛み切りやすい。
なので硬くて噛むほどに顎が疲れる、ということがないんですよね。

イカ本来の旨味もしっかり、焼いた香ばしさも加わって、シンプルながらも後を引く美味しさ。
このままでも十分に美味しいのですが、マヨネーズと七味唐辛子を少し加えても、さらに美味しくなるだろうなと容易に想像できます。

子供の頃、父が晩酌で食べていたツマミのイカを少しお裾分けしてもらった。
あれがとても美味しかった、なんていうのを思い出すどこか懐かしい味わいでした。


期待の「かつお藁焼き」を実食



さて、夕食の時間となり、期待の「かつお藁焼き」を食卓へ。
パックから皿に移し、お好みで添えられたスライス玉ねぎやニンニク、生姜といった薬味と共にいただきます。

まずはシンプルに、少しだけ塩を振って一切れ。期待しながら口に運びます。



うん、藁で焼かれた香ばしさがしっかりと感じられて美味。
カツオ自体も臭みなく、良い状態です。

美味しい、確かに美味しいんですけど…
本場の藁焼きカツオを食べた時の感動には、少し及ばない。

なぜだろうか。
じっくり味わってみると、その理由が見えてきました。

周囲の焼かれた部分が薄い、これですね。

高知の本場の藁焼きは、文字通り藁の強い炎で一気に、表面をしっかりと炙り、カツオの身の深層まで熱を伝えることで独特の風味と食感を生み出しています。

角上魚類の藁焼きも藁の香ばしさは十分に感じられ、良い味に仕上がっています。
でも焼き方の技術という点では、本場のような「身の深層まで熱と香りを閉じ込める」という部分に、さらなる工夫の余地があるのかもしれない。

もちろん、これはあくまで「本場の味を知ってしまった」が故の少しばかり厳しい評価。
価格を考えれば、十分美味しい藁焼きであることは間違いないでしょう。

「本場の味を知ってしまった」という経験は、時として幸福であると同時に、少しばかり不幸なことなのかもしれないなと。


最後に



角上魚類で調達した二つのツマミとオカズ。

「やわらか焼きいか」は期待以上の美味しさで、懐かしい記憶も蘇る一品でした。
そして「かつお藁焼き」は、本場高知の味には及ばずとも、その香ばしさと美味しさは十分に楽しめました。

角上魚類は、新鮮な魚介類はもちろん、こうした加工品やお惣菜も豊富で、食卓に彩りと楽しみを与えてくれます。
今回も美味しいツマミにオカズを提供してくれた角上魚類に深く感謝です。

美味しい品に感謝、ごちそうさまでした。
また近いうちに、ウォーキングがてら立ち寄りたいと思います。




【おまけのワンポイント】
・かつお藁焼きは、慶長6年に土佐藩主だった山内一豊がカツオの刺身を禁止したことが起源とされているんだそう。一豊は、当時多かった魚の生食による食中毒を防ぐため鰹の刺身を禁じた。土佐の漁師は刺身を食べたい欲望からカツオの表面を炙り、焼き魚のような見た目にして食べたんだそう。

2025年6月26日木曜日

【グルメ】家族での角上魚類ランチ争奪戦?私が勝ち取った「うなぎわっぱおこわ飯」のお味は

【この記事のポイント】
・角上魚類で購入した3つのランチ(海鮮ばくだん丼、あゆ飯、うなぎわっぱおこわ飯)を家族で分け合う、ちょっとした駆け引き。私のランチに決まった「うなぎわっぱおこわ飯」は、もち米のボリュームと価格以上のうなぎに満足。ウォーキング後の美味しいご褒美となりました。



とある休日、ウォーキングで目指したのは、自宅から片道6km弱の場所にある「角上魚類」でした。

ここは小さな市場にいるかのような活気があり、見ているだけでも楽しい場所。
そして何より、美味しい魚介を使ったお惣菜やお弁当が手頃な価格で手に入ります。

片道約1時間で船橋店に到着して店内を物色、鮮魚はもちろん魅力的ですけど、今回はお弁当やお惣菜コーナーがお目当て。

様々並ぶ美味しそうな品々の中から、今回は以下の3つを購入です。

- 海鮮ばくだん丼 750円
- あゆ飯 650円
- うなぎわっぱおこわ飯 780円

あゆ飯は先月も食べて、そのホロホロとした食感と塩加減が美味しかった一品。
海鮮ばくだん丼は、ネギトロやいくら、刻み野菜などを混ぜて食べるもので、以前食べたことがあったような、なかったような…

うなぎわっぱおこわ飯は、私にとって確実に初めて品。
さて、家族3人でこれらをどう分けようか。
娘と妻は何を選ぶのか、そして私には何が残るのか、ちょっとした駆け引きが始まります。


ランチの選択権、家族での駆け引き



家に持ち帰り、いざランチタイム。まずは娘に一言。
「そういえば鮎は暫く食べてないって言ってたよな。これは先月お父さんとお母さんは食べていて、鮎がホロホロで本当に美味しかったんだ。」

鮎好きの娘を上手く誘導しようという魂胆。
案の定、「じゃ、これにするか。」と娘。
よし、ひとまず作戦成功、これであゆ飯の行き先は決まりました。

残るは海鮮ばくだん丼とうなぎわっぱおこわ飯。
どちらも美味しそうで、正直どっちでもいいんですけど、私としては初めてのうなぎわっぱおこわ飯に少し興味があるかなと。

ここで妻が気を遣ってくれました。
「私もどっちでもいいんだけど、あなたはうなぎわっぱおこわ飯を食べたことないんだよね。だったら私は海鮮ばくだん丼にするよ。」

おぉ、妻の優しさに感謝。
こうして、私のランチはうなぎわっぱおこわ飯に決定です。


角上魚類の「うなぎわっぱおこわ飯」を実食



私のランチ、角上魚類の「うなぎわっぱおこわ飯」。
わっぱと呼ばれるだけあって、一応は木製の器に入っていますね。


見た目はシンプル、紅生姜が目立ちますね。
うなぎの蒲焼が数切れ乗っており、彩りとしてきざみ海苔と、錦糸卵が黄色いアクセントが添えられています。

よし、それでは頂きましょう。


この商品の最大の特徴は、ご飯が「おこわ」であること。
もち米を蒸して作られるおこわは炊き込みご飯とは異なり、もっちりとした食感と、米の甘みが特徴。

このうなぎわっぱおこわ飯は、具材を加えて薄口の醤油ベースの味付けで炊き込まれたおこわの上に、うなぎが乗っています。
もち米なので、見た目以上にボリュームがあり、食べ進めるうちにお腹にしっかりと溜まってい。

普通のご飯よりも腹持ちが良いので、活動的な日のランチにはぴったり。


主役のうなぎは、おそらく中国産でしょう。
国産うなぎ特有の濃厚な風味やとろけるような脂の乗り、といった高級感はありません。

とはいえ、蒲焼のタレは甘すぎず醤油辛すぎず、程よいバランスで、うなぎ自体も臭みはなく柔らかく仕上がっています。
おこわの上に数切れ乗せて食べるスタイルとしては、十分に美味しくいただけるかなと。

価格(780円)を考えれば、十分納得できる品質。
おこわの風味とタレの味、そしてうなぎの香ばしさが合わさって、食が進むんです。


最後に



ウォーキングの後のランチとして、角上魚類で調達した「うなぎわっぱおこわ飯」。
家族とのちょっとした駆け引きを経て、私の胃袋に収まることになりました。

初めて食べたこの一品、もち米のおこわのボリューム感、価格に対して十分なうなぎの品質、そして程よい味付けのタレが組み合わさり、満足度の高い一品でした。
娘も妻も、それぞれの食事に大満足していました。

角上魚類は鮮魚だけでなく、こうした手軽に楽しめるお惣菜やお弁当も豊富で、訪れるたびに新しい発見があるんですよね。

いやぁ。美味しかった。
ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・ニホンウナギは能登半島以西の河川に生息しているものの、北陸東北地方にはほとんど生息していないとのこと。稚魚が育つといわれるマリアナ諸島からは遠いからなんですかねぇ。

2025年6月25日水曜日

【博物館】特別展だけじゃない!科博の常設展で発見した、我が家の意外なツボ

【この記事のポイント】
・科博特別展の後、常設展示へ再入場。母の要望で、圧巻の動物剥製「ヨシモトコレクション」、興味深い科学技術展示、そして恐竜フロア巡り。多くの発見と学びがあった常設展見学をレポートします。



国立科学博物館で特別展「古代DNAー日本人のきた道ー」の見学して、御徒町の松坂屋でランチを済ませてと。

さて、この後どうしようか。
再び上野に戻り、科博の常設展示を観るか、それとももう帰ろうか。

上野の隣駅まで来てしまっている状況で、再び混雑しているであろう科博に戻るのは少し面倒だな、というのが正直なところ。
私も息子も、そして父も科博の常設展は何度か訪れたことがあり、「もういいかな」というムードになっていたんですよね。

しかし、ここで強い意欲を示したのは母。
私たちが「地球館にある動物の剥製展示は凄いんだよ」と話していたのを耳にして、「それはぜひ観てみたい」と。
よし、それならば御徒町から上野まで一駅だけ電車に乗って、余計な体力の消耗を抑えつつ、科博の常設展示に再入場することにしましょう。


再入場券、アナログな認証



科博を一旦出る際、忘れずに再入場券をもらっておきました。


この再入場券、実にアナログ。
ただの紙切れにデート印が押され、人数が手書きで記入されているだけ。
しかしこれさえあれば、当日の再入場は可能なんです。

最新の科学技術を扱う博物館、こうした仕組みは昔ながらのまま。
ある意味、信頼に基づいた効率的なシステムと言えるかもしれませんけどね。


圧巻の「ヨシモトコレクション」



科博に戻って、まず目指したのは母がお目当ての動物剥製展示。
地球館の3階にある「ヨシモトコレクション」は、ハワイの日系二世実業家、ヨシモト氏から寄贈された膨大な数の哺乳類の剥製標本群です。


フロア全体にぎっしりと並べられた剥製の数々。
アフリカのサバンナに生息する動物から、北極圏のホッキョクグマ、日本のツキノワグマまで。

一体何種類の、何体の動物がここにいるのだろう。
初めて観た時も、そして何度か観ている今回も、その圧倒的な数と迫力に圧倒されます。


ヨシモトコレクションは、ヨシモト氏自身が世界各地で狩猟によって得た標本群とのこと。

これほど巨大な熊も、彼自身が仕留めたものなんだろうか。
そうであれば、かなりの勇気と技術が必要だったはずですね。

剥製一つ一つから、彼らの生きていた土地の風景、そして狩猟という行為の緊張感が伝わってくるよう。
剥製にされた動物たちの命に思いを馳せると、少し感傷的な気持ちにもなります。


高所恐怖症と科学の不思議



ヨシモトコレクションの展示室の一部は、床がガラス張りになっていて下が見える造り。


高所恐怖症の私は、こうしたガラス張りの床が苦手。

意味もなく、ガラス面を避けて鉄骨の上を選んで歩いてしまいます。
そんな私の様子を見た母、「昔からXX(私のこと)はこういうの嫌いだったんだよね」と。

え、そうだったの。
高所恐怖症は大人になってから発症したものだと思っていたんですが、どうやら子供時代から高い場所や下が透けて見える場所を怖がっていたようです。
自分の意外な一面を、親の一言で気づかされたなと。


「方位磁石は、なぜ南北の方向を示すのだろう」。

磁石の基本的な性質でありながら、改めて問われると深く考えてしまう問いですね。
地球が巨大な磁石であること、そして方位磁石の針が地球の磁力線に沿って動く原理について、分かりやすく解説されていました。


次のお題、「電波は光と同じ電磁波だ」という展示。

スマートフォンやWi-Fi、テレビやラジオなど、私たちの生活に不可欠な電波。
目に見える光と同じ電磁波の一種であり、波長や周波数が異なるだけであるという原理を示しています。

ITの基礎を視覚的に理解できる展示で、これもなかなか興味深い。


江戸時代の科学技術から深海まで



時代や分野を超えた科学技術に関する展示も充実。



こちら、江戸時代以降の日本の科学技術に関する展示です。
鎖国時代にあっても、日本独自の科学技術が発展していたり、海外から伝わった技術を応用したりしていた歴史が分かる貴重な展示。


おぉ、これが有名な平賀源内のエレキテルか。
江戸時代中期の発明家、平賀源内がによる静電気発生装置ですね。

NHK大河ドラマ『べらぼう』でも描かれていた、平賀源内の活躍ぶり。
当時の人々に驚きと好奇心を与えたであろうエレキテル、科学技術が人々の生活や文化に与える影響の大きさを感じさせる展示です。


時代は一気に進み、海洋科学技術の粋を集めた展示へ。
「しんかい6500」の断面展示です。

私は過去にJAMSTEC(海洋研究開発機構)の施設で実物を観たことがあるので、これは実際の潜水調査船の約1/2スケール模型であることがわかります。
でも初めて観る人にとっては、これが実物大なのかと錯覚してしまう微妙に紛らわしい大きさだなと。


息子が「これ、凄いよね」と言っていた展示、九元連立方程式求解機です。

複数の未知数を含む連立方程式を機械的に解くための装置、戦前日本の計算技術のレベルを示すもの…らしい。
理系の息子には凄さが理解できるんでしょうけど、文系の私には正直さっぱり。

九元連立方程式って何?
この機械で求めた解が本当に正しいって誰がわかるの?

などなどの疑問だらけ。


そして恐竜フロアへ



地球館の3階、2階と観て回り、そろそろ帰ろうかなと。
ん? そういえばまだ見ていないフロアがあったな。


「恐竜の骨なんて興味ないよね?」と、念のため母に確認したところ、意外にも「ちょっとだけでも観てみたい」と。

フロアに入ると、母は隅から隅まで、本当に興味深そうに展示を見学し始めました。
聞けば、これまで科博の常設展をちゃんと観たことがなかったんだとか。

恐竜の巨大な骨格標本や地球の歴史に関する様々な展示、母は目を輝かせじっくりと観ていました。
これだけ興味を持つなら、また今度、常設展を観に来てもいいかもしれない。
そんなことを思うほどの勢い、正直言ってちょっと驚き。


最後に



国立科学博物館の常設展示、今回は特別展とはまた違った角度から、地球の歴史や生命の進化、そして科学技術の歩みに触れることができたなと。
特に、ヨシモトコレクションの迫力、科学の基本的な原理を示す展示、そして江戸時代から現代までの技術の変遷など、多岐にわたる展示は素晴らしい。

様々な発見と学び、そして家族との時間が詰まった一日に感謝です。




国立科学博物館
東京都台東区上野公園7-20
050-5541-8600
営業時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日

2025年6月24日火曜日

【グルメ】激混みランチの穴場!上野松坂屋のデパート大食堂「カトレヤ」でカツカレー

【この記事のポイント】
・科博見学後、上野でのランチ探しに苦労した末、松坂屋上野店のデパート大食堂「カトレヤ」へ。意外な穴場で味わったカツカレーとこだわりのサラダ、昔ながらの落ち着いた雰囲気での食事をレポートします。



物館の特別展「古代DNAー日本人のきた道ー」を興味深く観覧した後。
常設展にも足を延ばそうか、いや、まずは一旦外に出て、少し早めのランチにしようかと。

まだ11:30前なので、この時間ならきっとお店も空いているだろう…
なんていうのは甘かった。

ご存知の通り、上野は美術館や博物館、動物園が集まる文化の拠点。
加えて、最近は外国人観光客にも非常に人気の高いスポットとなっているので、常に多くの人で賑わっています。
予約なしに気分でフラッと立ち寄ってランチをというのは、意外と難易度が高いエリアなんですよね。

上野公園から御徒町方面へと、お店を探しながら移動。
行列ができているお店を見ては諦め。

空いていそうな雰囲気のお店でも、入口でスタッフの方に尋ねると「満席なんですよ」「1時間ほどお待ち頂きます」なんて返ってくることも。

何軒か繰り返しながら、御徒町方面へと歩を進めたところで…
松坂屋の前まで来たとき、「あ、もしかしてここなら空いているかも」と閃いたんです。


デパート大食堂という「穴場」



デパートの最上階、そこにはかつて多くの人々で賑わった「大食堂」がありますよね。
和食、洋食、中華、軽食、デザートと、文字通り何でも揃っているのが定番スタイル。

こういう場所って、考えてみれば、外国人観光客はまず知らないもの。
若い人も「デパートの食堂でランチ」、なんて発想にはならないはずだろうなと。

こういう場所なら、意外と穴場になっていて空いているんじゃないか?
そんな推測のもと、松坂屋上野店の最上階に向かってみました。

…おぉ、読み通り。
ウェイティングリストに名前を書くことになりましたが、待ち客は3組目。
これならそれほど待たずに済みそうです。


お店の名前は「カトレヤ」。
昔ながらの、落ち着いた雰囲気のレストランです。

待ち時間は5分ほど、すぐに店内に案内されました。

席も広々、隣の席との間隔も十分に取られていて、ゆったりと寛げるのは、昔ながらのデパート食堂ならでは。
静かすぎず、かといって騒がしすぎることもない、程よい活気のある空間です。


まずは一人乾杯!



席に着いてまず注文するのは、何を置いてもビールですよね。


この日は暑かった。
美術館から公園を抜けてお店探しと、結構歩きました。

この喉の渇きと、ようやく落ち着けた安堵感。
残念ながら飲むのは私だけですけど、そんなことは気にしない。

よし、心の中で一人乾杯!
今日一日のウォーキングと、美味しいランチにありつけたことに感謝、喉越し最高の一杯ですね。


定番の安心感、カツカレー



そしてメインディッシュ。
メニューを眺めつつ、悩んだ結果選んだのは…カツカレーでした。価格は1,850円と、デパートのレストランらしい価格設定ですね。


そういえば、先週もカレーを食べたんだった。
外食で何を食べるか迷ったときの救世主はカレー、まず外すことがない選択肢ですね。

カレーという料理は奥深い。
家庭の味から専門店の味まで実に多様ですが、デパート食堂のカレーには、どこか安心できる日本の洋食屋さんのカレー」というイメージがあります。
さて、カトレヤのカツカレーはどんな味でしょう。


脇役にも抜かりなし、サラダ



まずはサラダから、それでは頂きましょう。


こういう昔ながらのレストランって、セットのサラダも美味しいことが多いですよね。
レタスや玉ねぎ、トマトといった定番の野菜が使われていますけど、何よりドレッシングが素晴らしい。

おそらく自家製でしょう。
しっとりとした質感で、野菜によく絡みます。イタリアンドレッシングをベースに、ほんの少しだけ甘みと酸味のバランスが取れた、優しくも深みのある味わい。

野菜のシャキシャキとした食感を引き立てつつ、全体の味を邪魔せず。
脇役とはいえ、きちんと美味しい。こういうところに、料理の丁寧さを感じます。


いよいよ本命、カツカレー実食



さて、いよいよ本命のカツカレーは、期待通りのビジュアル。
揚げたてのカツが、たっぷりのカレーソースの上に鎮座しています。


まずはカレーソースを一口。
うん、やはり「日本の洋食屋さんのカレー」といった、どこか懐かしい味わい。

スパイスがガツンと効いているタイプではなく、野菜や肉の旨味が溶け込んだ、コクのあるルー。
辛さは控えめ、万人受けする優しい味わいながら、しっかりと満足感があります。

次にカツ。
衣はサクサクで、豚肉は適度な厚み。

ジューシーで噛むほどに肉の旨味を感じる美味しさ、そしてこのカツとカレーソースの組み合わせが絶妙なんです。
カレーソースのコクがカツの油っぽさを和らげ、カツの香ばしさがカレーに奥行きを与えています。

ライスの炊き具合も適度で、ルーとのバランスも良し。
ボリュームも十分ながら、美味しいのであっという間にペロリと完食してしまいました。


最後に



いやぁ、カレーはやっぱり美味い。
そう再確認させてくれる、満足度の高い一皿。

デパートの食堂という、少し意外な場所でしたが、上野という観光地でランチ難民になりかけた中で見つけたまさに「穴場」。

賑やかな上野公園やアメ横から少し離れ、落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと美味しい食事を楽しめる。
こういう昔ながらの空間が、今も残っていることの有り難みを感じます。

また上野に来た際は、立ち寄りたいお店た。
素晴らしく美味しかった、ご馳走さまでした。






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