次の目的地は、臼井城北西にある八幡社。
二股に分かれている真ん中に八幡社の碑、どっちに行けばいいんだろう。
右は平坦、左は上り坂。
人生、平坦な道を選びたいところですけど、神社は整地されていない盛り土側にあるはずなので、こりゃ左だな。
左で正解、鳥居をくぐると、かなり奥行きのある参道は、さすがこの地の総鎮守の風格です。
左右の樹木は密集状態、周囲の新興住宅地とは明らかに異質な世界。
この八幡社は、臼井家の中興の祖・臼井興胤が、1338年に創建したもの。
足利尊氏とともに各地を転戦、戦功を挙げたので城主となり、宇佐八幡を勧請したんだとか。
江戸時代からあった楠の巨木、成田街道名物の一つだったんだそうです。
枯死してもなお、御神木として祀られているとは。
死してなお、当時の姿のまま人々の信仰を集める巨木。
人間よりも、木の方が神に近いような気がします。
ん?なんだこの窪地は。
次の目的地に向かう途中、不自然に沈んだ土地を発見、八幡台1番公園の隣です。
稲荷神社や、「臼井台の御神木カヤ」なる木があるんだ。
最初は窪地と思いましたけど、神社や木があるということはこれが本来の高さの土地、周囲は盛り土されて高くなっているのか。
だとすると、先程の八幡社は一段と高い土地だったはず。
周囲には仲台砦というのもあったそうで、新興住宅地の地下に埋まってしまったんだろうなと。
台地北西の洲崎砦跡、平和な農業地になっていて、砦の原型も止めずというのは仲台と同じ。
この風景に歴史の足跡を感じることができれば、歴史オタの仲間かもしれないという限界風景です。
高台を降りると、確かに台地であることがわかりますね。
立っているのはかつて印旛沼だった場所で、沼畔に凛とそびえる砦、さぞや威厳のある佇まいだったんだろうな。
そして対岸に見える同様の台地は師戸城址。
印旛沼からの攻撃、お互いに守り合う構図だったんだろうな。
う~ん、城に感じるロマン。
オタと言われようがどうだろうが、こういう風景には心が動きます。
よし、ちょっと距離はあるけど、師戸城に足を伸ばそうというとこで、続きはまた明日。
臼井八幡社
佐倉市八幡台2-1-1
043-487-3888
参拝時間:8:00~17:00
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